来年の近大の一般入試Aは1月25日(土)・26日(日)です。本日からおよそ30日でできることを考えたときに、全てをやるのは不可能なので、大問ごとに必要な参考書を考えてみました。過去問を解いてみて自分が取れていない大問は本番でも取れないので、取れない大問に絞って参考書をやって下さい。もちろん、並行してシステム英単語と過去問は必須です。
1.会話文
会話文は、基本前後を読んで指示語などに着目するのが大事です。ただそれだけでは足りないので、塾で授業する際は細かいテクニックを教えますが、自分で勉強するという人はこのテキストを使って下さい。関西大学の会話文と違って、細かいニュアンスの違いや傍線部から離れた場所の読解はそこまで必要としないので、多少時間をかけてあげると急に点数が上がると思います。これを読んで、過去問で練習して、会話文マスターになりましょう。
2.空所補充
以前ブログで説明しましたが、ここは品詞を知っているかどうかによります。システム英単語で品詞を理解して単語の意味を知っていれば、大丈夫です。
3.文法
文法はネクストステージを全部覚えれば完成するのですが、覚えたつもりでもなかなか身につかないものです。暗記が苦手な人で、ネクストステージを20周ほど周回してなんとか本番9割近く取れたと言っていた猛者もいましたが、時間を考えると現実的ではありません。問題形式に慣れないといけないので、上記テキストをやっておくとある程度安心です。どちらか1冊だと1日40問解けば大丈夫なので、1時間かそこらで大丈夫です。ただし、どちらも古いテキストなので書店にはないかもしれません。
4.熟語
正直なところ、近大の熟語はシステム英単語の5章だけではカバーできないので、これをやっておきたいところですが、レベル高いです。熟語を覚えながら、長文を読む練習にもなるという点では非常に優れていますので、使ってほしいところですが、何度も言いますがレベルが高いです。近大にどうしても受かりたいというのであれば、これをやっても良いと思いますが、ほかの単元との兼ね合いを考えて下さい。他の参考書がカモネギレベルとするとこの参考書はリザードンくらいの強さです。
5.単語
シス単を頑張りましょう。
6.整序
整序問題は、細かいテクニックや人それぞれの得意・不得意などの特性を考慮すると、伝え方が非常に重要なので、参考書をつかってそれぞれが自分の力でやり方を覚えるというのは効率的ではないです。本当は塾で目の前の生徒に合わせて直接教えるのが一番です。しかしながら時間がないことを考えると、このテキストでやり方を覚えてみても良いと思います。本という一方通行の考え方に対して、はまれば問題ないのですが、はまらない場合は別の対応が必要なので、時間との兼ね合いを考えて下さい。
7.長文
上から順にレベル別に並べました。なんとか6割は取りたいというレベルならレベル2と3を、7割目標の人はレベル3と4を、8割以上という人はレベル4とやっておきたい300くらいで十分です。ただ本番の形式と違いますので、一番の近道は公募と一般の過去問でやっていないものをやることです。長文の解き方と教え方は星の数ほどあり、人によってはまるやり方を見つけるのが一番難しい単元です。ただ近大に限っては段落読みが有効ということは分かっているので、そこに重きを置いて問題を解いてください。
まとめ
一般A日程が一番倍率が低く、合格者も多いのでA日程で受かっておきたいというのは当然です。後ろの日程になると上の大学に受からなかったレベルの高い人も受験してきます。しかしながら、本当に志望校に受かりたいという人は最後の最後まで頑張って、倍率からは考えられないような合格率を出してくれます。それはデータが示す以上の頑張りをその人がやってくれるからです。志望校に行きたいけど後ろの日程は難しいから受けないとか、そのような考えがよぎるのであれば受けても結果は同じでしょう。逆に倍率など眼中になく、絶対にそこの大学に行きたいという強い意志を持っている人であれば、結構な確率で受かってくれます。あきらめないで最後まで頑張ったときに見える景色、例え結果が伴わなかったとしてもその時得たもの、それが財産になるということを肝に銘じてラストスパートに臨んで下さい。