夏休みといえば、子どもたちにとって特別な時間です。
いつもより朝がゆっくりだったり、部活に全力を注いだり、家族旅行に出かけたり――。そんな中で、創心館に来てくれている子たちは、毎日のように塾に通い、勉強にも本気で向き合っています。
でも、私たちは思うのです。
「せっかくの夏、勉強だけじゃもったいない」と。
もちろん学力アップは最優先。でも、その過程も、子どもたちの心に残るような時間にしたい。そう願って、創心館ではちょっとした“おもしろさ”を教室のあちこちに散りばめています。
仲間と過ごす、ちょっとにぎやかな夏
夏期講習が始まると、教室の雰囲気が少し変わります。
普段はそれぞれの曜日・時間帯でしか顔を合わせない生徒たちが、一緒に授業を受けたり、自習で隣同士になったり。学校も学年も違うけど、同じ空間で同じ目標に向かってがんばっている――それだけで、不思議と一体感が生まれます。
先日も、授業がないのに自習に来ていた小学生の男の子たちが、
「俺もう宿題終わったで!」
「えー早ない?オレまだプリント3枚もある!」
なんて言いながら、じゃれ合いつつも机に向かっている姿がなんとも微笑ましい。
仲間といるだけで、勉強も少し楽しくなる。夏って、そんな不思議な力があります。
“挑戦”があるから、面白い
この夏も、英検や五ツ木模試、塾内イベントの「塾王グランプリ」など、いろんな“挑戦”の場が用意されています。
ある中学生の男の子は、去年の夏、英検3級のリスニングがほとんど聞き取れず、自信を失っていました。
でも今年は春からコツコツ準備を重ね、ついに今回の模試では「リスニング8割超えました!」と笑顔で報告してくれました。
「できるようになってきた実感」が、挑戦する楽しさを生み出します。
難しい問題に食らいついていく姿。1問正解するたびに見せるガッツポーズ。
こうした一瞬一瞬に、夏の熱さとおもしろさがぎゅっと詰まっているんです。
勉強の合間にも、ちょっとした笑いを
真剣に授業をしつつも、休み時間や授業後には、子どもたちと英語しりとりをしたり、漢字クイズを出し合ったり。
旅行や夏祭りの話で盛り上がることもよくあります。
そうした“ちょっとした笑い”や“息抜きのひととき”が、教室の空気をふんわり明るくしてくれるのです。
思い出になるのは、案外こういう時間かもしれない
私たちは、子どもたちに勉強を通して「できる楽しさ」を伝えたい。
でも同時に、勉強が人生の一部として、前向きな思い出になるような時間を届けたいとも思っています。
10年後、「あの夏、めっちゃ塾行ってたなぁ」
そんなふうに、少し笑って思い出してくれたら最高です。
この夏も創心館では、たくさんの子どもたちが、それぞれの目標に向かって頑張っています。
でもその中には、ふとした笑顔や、仲間との関わり、小さな成功体験がちりばめられています。
“勉強”と“おもしろさ”が共存する場所――それが、創心館の夏です。
今年も、いい夏になりますように。