【模試の活用法】五ツ木模試の結果をどう進路に生かすか

放出校

はじめに

高校受験を考えるとき、五ツ木模試 は「志望校までの距離を測る地図」のような存在です。
でも結果を見て、

「判定が思ったより悪い…」
「このままじゃダメかな💦」
と不安になってしまう人も少なくありません。

大切なのは、模試を「ゴール」ではなく “出発点” としてとらえること。
今回は、創心館で多くの中3生を指導してきた経験から、五ツ木模試の結果を前向きに活かすコツを詳しくご紹介します🌸


① 偏差値の正しい見方をマスターしよう 📊

まずは「偏差値」とは何かをしっかり理解しましょう。

  • 偏差値は「全体の中での自分の位置」を示す数値
  • 50がちょうど平均
  • 60は上位約16%、40は下位約16%にあたります

たとえば…

  • 偏差値65 → 上位約7%。トップ校が狙える位置✨
  • 偏差値45 → 平均より少し下だけど、まだまだ伸びしろは十分!

📌 注意したいこと

  • 模試ごとに母集団が違うので、偏差値の基準は完全に同じではない
  • 1回の数字だけで「無理」と決めないこと

👉 創心館の先輩Hさんは、最初の模試で偏差値47→E判定でしたが、
「次は50を超える!」と毎回小さな目標を立て、最終模試では55まで上がりました。


② 判定ごとのアクションプラン 🚀

五ツ木模試にはA〜Eの判定があります。それぞれに合った行動をとることで、合格に近づけます。

判定状況の目安次にやること
A判定合格圏の安全ゾーン😊現状維持+ケアレスミス対策。基礎をもう一度見直しておく。
B判定合格圏✨油断しないで。弱点を1つ決めて徹底攻略。
C判定50:50🤔苦手を1教科ずつ潰す。答案分析で「失点の原因」を明確に。
D判定挑戦圏🔥基礎から再構築。問題演習を増やして“スピード&精度”を鍛える。
E判定まだ距離あり📉基礎の総復習+生活習慣を立て直す。安全校も同時に検討。

実例

とある生徒さんは、9月模試で志望校がD判定でした。
そこで「数学は毎日15分だけ計算練習」「理科は苦手分野を1つずつ暗記」作戦を実行。
11月の模試でC判定にアップし、最終的にB判定を獲得しました✨


③ 志望校との距離を測る ✍️

「偏差値表」と「今の自分」を比べると、具体的な作戦が立てやすくなります。

大阪府公立高校の例

高校名目安偏差値(五ツ木)コメント
北野・天王寺65〜68府内トップクラス。安定A判定を目指す。
三国丘・大手前62〜65上位進学校。B判定で射程圏。
住吉(国際文化)58〜61英語重視の人気校。C判定なら十分狙える。
生野・市岡55〜58勉強+部活の両立を目指す層に人気。
阿倍野・八尾50〜54定期テスト&内申の安定が合格の鍵。
港南造形・布施45〜49特色コースや専門学科が魅力。

📌 ポイント

  • 「あと何点」で判定が変わるかを計算してみる
  • 偏差値1〜2の差は、問題数にするとほんの数問!

④ 模試結果を“宝の地図”にする 📝

模試は「弱点を発見するツール」です。答案を活かして、次につなげましょう。

分析のステップ

  1. 間違えた問題に印をつける
  2. ミスの種類を分類
    • ケアレスミス
    • 時間切れ
    • そもそも理解不足
  3. 同じタイプのミスがないか探す

👉 「計算ミス」と「公式忘れ」を分けて対策して、次の模試で理科が12点アップした生徒もいました🎉


⑤ 定期テスト・内申とリンクさせる 📚

五ツ木模試は入試対策だけでなく、内申点対策のヒントにもなります。

  • 模試で解けなかった範囲を、学校ワークで必ず復習
  • 理社の暗記分野は模試→学校のテストで繰り返しチェック
  • 英語のリスニングは模試CDを「毎朝5分」聞く習慣をつける


⑥ 模試のスケジュール活用法 🔄

五ツ木模試は年間5回。回ごとの目標設定がカギです。

  • 5月:現状を知る。基礎の抜けをチェック。
  • 7月:1学期の成果を確認。夏休みの課題を決定。
  • 9月:夏の成果を試す。志望校をしぼり込む。
  • 11月:合格可能性を固める。志望校最終決定へ。
  • 1月:本番直前の最終確認。ミスを減らす練習に集中。

⑦ モチベーションを保つコツ 💪

結果に一喜一憂しすぎないことが大事。
「伸びているところ」に注目すると、やる気が続きます。

  • 得点グラフを作って“見える化”
  • 「ここは満点だった!」と小さな成功を褒める
  • 塾や友達と結果をシェアして励まし合う


⑧ 保護者のサポートポイント 👨‍👩‍👧

模試の結果に一番敏感なのは本人です。
保護者は「応援団」の立場で支えてあげましょう。

  • 結果を見たときは「何点だった?」ではなく「次はどこを頑張る?」と声をかける
  • 努力のプロセスをほめる
  • 模試の復習に取り組む時間を見守る

「親子で作戦会議をする時間」が、受験を前向きに変えてくれます✨


⑨ よくある質問Q&A 💬

Q. 判定がEばかりです。本当に挽回できますか?
→ もちろん可能です!基礎を徹底+生活リズムを整えれば、秋以降に一気に伸びる子も多いです。

Q. 判定がAでも油断はダメ?
→ はい。A判定でも“安全圏”をキープする努力は必要。特に副教科や内申を落とさないよう注意しましょう。


⑩ まとめ ✍️

五ツ木模試は「合否を決める判決」ではなく、志望校へのナビゲーションです。

  • 偏差値=現在地
  • 判定=作戦を立てる材料
  • 答案=弱点を示す宝の地図

結果を正しく活かせば、C判定やD判定からでも十分合格をつかめます😊

創心館では、模試ごとの結果をもとに「一人ひとりの合格ロードマップ」を作成しています。
「この判定からでも行ける?」と迷ったときは、ぜひ相談してください✨

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