【近大対策シリーズ5】11/16・17の公募結果を見て学部併願はどこを出すべき?

住之江校

11月16日と17日の公募推薦の結果が近畿大学のページに出ています。

今年の近畿大学公募推薦前期の結果です↓

ただし、表示されている点数は素点ではなく中央値補正を行った後の数値です。

この結果からみると、今年は全体的に少し合格者数を絞っているようです。特に変動の大きかった学部は以下です。

経営学部合格者数 昨年1539名→今年1260名 競争率約4.2倍

建築学部合格者数  昨年369名→今年336名  競争率約6.5倍

薬学部合格者数   昨年239名→今年220名  競争率約6.8倍(医療薬学)

情報学部合格者数  昨年255名→今年289名  競争率約9.9倍

こうしてみると、近畿大学は社会の流れを見据えて、これから情報学部にどんどん力を入れたいという思いが見てと

れます。一方で、経営学部や薬学部は合格者数を減らしていますので、経営や薬学に関しては何か意図があるのかも  

しれません。

近畿大学は学部併願ができますので、今回の公募前期の結果をもとに、2日間のスタンダードと高得点の合格最低点

を平均化して%表示に直してみました。一般も似たような傾向になるとは限りませんが、併願の際の参考資料として

下さい。重ねてお伝えしますが、公募と一般は年によってかなりばらつきが出ますので、あくまで参考程度です。自

分の本命の学部の%と同じくらいか少し下の学部が併願のチャンスです。本命学部よりも高い数値のところについて

は、もちろん出願して損はありませんが、費用対効果は低くなると思います。

11月16日と17日の公募推薦合格最低点平均化(全て%表示)

法学部    法律 66.5
経営学部   経営 68.4
経営学部    商 70.8
経営学部   会計 70.6
経営学部 キャリア 70.7
建築学部   建築 67
薬学部   医療薬 66.3
薬学部    創薬 63.1
情報学部   情報 64.6
医学部     医 69.3
生物理工 生物工学 41
生物理工 遺伝子工 41
生物理工 食品安全 36
生物理工 生命情報 41
生物理工 人間環境 38.3
生物理工 医用工学 44.8
工学部  化学生命 39.2
工学部  機械工学 40.1
工学部    ロボ 36.3
工学部  電子情報 41.6
工学部    情報 50.2
工学部    建築 47.8

総合的に文系が高くて理系が低くなっているのは数学の平均点が国語よりも低くなるからです。数学も国語と同じく

らいの点数になるように問題を作ってくれたら良いのですが、そうすると簡単な数学しかできない子が大学に合格す

ることになり、大学の授業の質が下がって研究職に就く優秀な人材の育成ができなくなると思います。また、工学部

はキャンパスが広島になるので、人気の学部のわりに最低点は低くなっています。

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