【迷って当然!】高校の選び方、いちばん大切にすべきことは?

あびこ校

こんにちは。創心館の田村です。

進路を考える時期になってくると、生徒のみなさんや保護者の方から「どの高校を目指せばいいか、正直わからないんです…」という声をよく聞きます。

確かに「高校選び」は、人生で初めて自分の将来について考えるきっかけになるかもしれません。
でも大丈夫。多くの人が迷うのは、当たり前のことです。

今日はそんな「高校の選び方」について、学習塾として、また日々多くの生徒と向き合っている立場から、少しお話をしたいと思います。


①「偏差値だけ」で決めない

進路を考えるとき、真っ先に見たくなるのが「偏差値」かもしれません。確かに、志望校を絞り込むひとつの指標にはなります。

でも、それだけで決めるのはもったいない。

偏差値が高ければ良い高校、というわけではありません。生徒一人ひとりに合う「雰囲気」や「校風」、そして「目標に合った進路実績」があるかどうかも、とても大切です。

たとえば――

  • コツコツ型の生徒には、課題がしっかり出る真面目な高校が向いているかもしれません。
  • 自主性がある生徒には、自由度の高い高校の方が輝くかもしれません。

「通ってからしんどい思いをするか」「毎日が充実するか」は、偏差値以上に、学校の雰囲気や自分との相性が関わっていることが多いです。


② 「将来どうなりたいか」がヒントになる

「まだ将来の夢なんて決まってないよ〜」という声もよく聞きますが、それでOKです。

ただ、「大学進学を目指したいのか」「専門的なことを学びたいのか」「就職も視野に入れているのか」といった方向性があるだけでも、高校選びはぐっとしやすくなります。

たとえば…

  • 大学進学を目指すなら:進学実績のある普通科や特進コース
  • 専門的なスキルを学びたいなら:商業高校、工業高校、総合学科
  • 早めに手に職をつけたいなら:高専(高等専門学校)なども候補に

高校は「将来のスタートライン」。なんとなくでもいいので、「自分はどんな方向に進んでみたいか」を、親子で話し合うことから始めてみてください。


③ 実際に足を運ぶと見えてくることがある

パンフレットやネットの情報だけでは、わからないこともたくさんあります。

ぜひ、学校説明会や体験授業、文化祭などに足を運んでみてください。
制服の雰囲気や、先生・生徒の様子、校内の空気感――そうした「肌で感じる情報」が、最後の決め手になることも多いです。

実際に生徒たちからは、
「パンフレットの印象と全然違った」
「実際に行ってみたら、“ここに通いたい!”って思えた」
という声もよくあります。


④ 家からの通学時間も、地味に大事

毎日の通学は、地味ですが影響が大きいです。

・家からドアtoドアで何分かかるのか
・満員電車でしんどくないか
・部活や塾との両立ができそうか

こうした点も、「3年間を続けていく上でストレスにならないか?」という視点で見ておくと良いでしょう。


⑤「親の思い」「子の気持ち」両方を尊重し合う

高校選びは、親子での意見が分かれることもあります。

「親は公立希望」「子は私立に行きたい」
「偏差値で決めたい親」「自由な校風を求める子ども」

よくある光景です。

でも、どちらの意見も否定せず、「お互いの立場から見ている景色」を共有することが大切です。話し合いを重ねていく中で、双方が納得できる選択肢がきっと見えてきます。


最後に:迷ったときは、相談してください

塾として、私たちは進路選択においても「頼れる存在」でありたいと思っています。

「どの高校がいいんだろう?」
「志望校、これでいいのかな…」

そんな悩みがあれば、ぜひ気軽に声をかけてください。

私たちは、偏差値だけでは測れない「その子に合った学校選び」を一緒に考えます。

人生で初めての大きな選択だからこそ、後悔のない決断を――。

一緒にベストな進路を見つけていきましょう!

タイトルとURLをコピーしました