~転塾・継続の判断ポイントを教室長が本音で語ります~
夏休み前後は、保護者の方から「今の塾を変えるべきか迷っていて…」というご相談が一番多くなる時期です。
- 成績が伸び悩んでいる
- 子どもが塾に行きたがらない
- 他の塾が良さそうに見える
- 今の塾と合っていない気がする…
このような「転塾を考えるタイミング」は、どのご家庭にも一度は訪れます。
ですが、転塾にはメリットもあればリスクもあるため、慎重な判断が必要です。
今回は塾の教室長という立場から、
転塾を検討するときに見ておくべき視点や判断ポイントを本音でお話しします。
転塾理由には「正当な理由」と「思い込み」がある
まずは、実際に多く聞かれる「転塾の理由」を整理してみましょう。
✅ よくある転塾の理由
- 成績が思ったように伸びていない
- 塾の先生との相性が合わない
- 指導方法が子どもに合っていない気がする
- 他の塾のほうが評判が良い(友人の影響など)
- 学習内容や進度が物足りない/ついていけない
- 通塾が不便になった(部活・引っ越しなど)
どれも一見納得できる理由に見えますが、注意すべきは「判断の根拠が曖昧」なケースです。
教室長として見てきた「よくある判断ミス」
転塾後に後悔するご家庭の多くは、以下のような判断をしてしまっています。
❌ 「塾に通っているのに成績が上がらない=塾のせい」
成績が伸びない原因は、本当に塾側だけにあるのでしょうか?
実際には、
- 家庭学習の習慣がない
- 学校の授業が理解できていない
- 学習量が足りていない
- テスト前の取り組みが不十分
といった、学習全体の中にある根本的な問題が放置されているケースが多いです。
塾を変えても、そこが変わらなければ結果は同じです。
❌ 「子どもが行きたくないと言うからやめる」
もちろん、無理に通わせるのはよくありません。
ただし、子どもの「行きたくない」は、
- 勉強が分からなくて恥ずかしい
- 他の生徒との関係性
- 叱られたことが気になっている
など、本質は塾そのものではなく“一時的な不安”であることも多いのです。
ここを一緒に乗り越えることで、「できた!」「分かった!」という自信につながることもあります。
塾選びの本質は、「子どもの学び方に合っているか」
塾を選ぶ際、多くの保護者の方が重視するのは、
- 費用
- 通いやすさ
- 友達が通っているか
- 成績実績
といった“表面的な要素”です。
もちろん、それらも大切な判断材料ですが、もっとも重要なのは、
「その塾の学び方が、うちの子に合っているか」
という視点です。
たとえば:
- 学校の授業についていけない子には、ゆっくり丁寧な解説がある個別指導
- 学習習慣がない子には、定期的に声をかけてくれるフォロー体制
- 競争心を刺激されたい子には、集団授業や模試のある塾
つまり、塾の良し悪しではなく、「合う・合わない」が最も重要なのです。
転塾すべき?続けるべき?判断チェックリスト
では、今の塾に通い続けるべきか、それとも塾を変えるべきか。
以下のチェックリストで、判断のヒントを得てみてください。
🔍 継続を検討すべき場合
- 現在の塾の方針や指導方法に大きな不満はない
- 先生と一定の信頼関係が築けている
- 子どもが塾で前向きに取り組めている様子がある
- 学習の仕方に改善の余地はあるが、環境としては整っている
- 学期の途中やテスト直前で、転塾が負担になるタイミングである
→ このような場合、まずは学習環境の中身を見直す方が優先かもしれません。
🔁 転塾を検討すべき場合
- 指導が一律で、理解の差に対応してもらえない
- 学習相談や保護者対応が少なく、情報が不足している
- 子どもが継続的にストレスや不満を感じている
- 通うこと自体が負担になっている(距離・時間・相性)
- 入塾当初と比べて学習意欲が明らかに下がっている
→ このような状態で「我慢させること」が学力向上につながるケースはほとんどありません。
個別指導ならではの柔軟性と強み
転塾先として、「個別指導塾」を選ばれる保護者の方が年々増えています。
その理由には、以下のような“柔軟性”と“安心感”があります。
✅ 一人ひとりのペースで学べる
「前の単元からつまずいている」
「学校より先に進めたい」
「部活が忙しくて勉強時間が限られている」
このような事情に合わせて、カリキュラムや進度を自由に設計できます。
✅ 担任制・面談・報告で情報がつながる
個別指導では、講師と生徒・保護者とのコミュニケーションが密です。
- 毎週の授業報告
- 定期的な面談
- 学校成績の共有
こうしたサポートにより、「保護者の知らないところで勉強が止まっていた…」というリスクが減ります。
✅ 転塾後の“リスタート”を丁寧にサポート
転塾は不安がつきものですが、個別指導なら、
- 前塾でのつまずきの分析
- 学習タイプの見直し
- 最初の1ヶ月は基礎に戻って自信回復
など、ゼロからの再スタートを無理なくサポートできます。
まとめ:焦って転塾しない。でも、動くべきときもある
転塾を考えるとき、一番大切なのは「目的を明確にすること」です。
なぜ転塾したいのか?
転塾することで何を解決したいのか?
この2つの問いに対して明確な答えが出ていれば、転塾は前向きなステップになります。
ただ、「なんとなく合わない気がする」だけで動いてしまうと、また同じ壁にぶつかる可能性があります。
塾選びに迷ったら、体験授業や相談を複数受けてみるのがおすすめです。
実際に雰囲気を見て、指導スタイルを知ることが、最も確かな判断材料になります。
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お子さまの学びにとってベストな選択を、一緒に見つけていきましょう。