“コツコツ”が”勝つコツ”—とある男子高校生の逆転劇

住吉本部校

中学1年の3学期、5教科で約230点だった一人の男子生徒。
外部スポーツに打ち込みながらも、勉強に本気で向き合う決意をして塾に通い始めました。

そこから少しずつ力をつけ、努力を重ねた結果、高校3年生になった今、彼は大きな飛躍を遂げています。

これは「諦めずに続けること」の大切さを教えてくれる、実際の成長ストーリーです。

現高3男子生徒の成長物語

第1章ー5教科230点からのスタート

彼が創心館に来てくれたのは、中学1年生の3学期でした。外部スポーツを習っていたため勉強時間が十分に取れず、5教科の合計はおよそ230点。
そこで最初は外部スポーツとの兼ね合いもあり、個別指導で英語(2コマ)と数学(1コマ)を受講し、基礎固めと勉強の仕方を学ぶことから始めました。
創心館名物の熱血期間では、勉強時間が確保できる土曜日と日曜日が外部スポーツで忙しく、大幅に勉強時間が削られていました。そんななか、授業に来た際に提出物の進捗状況を確認し、課題をこまめに渡していました
平日唯一の休みの日とそれ以外の平日の夜(1時間半程度)を利用し、テスト対策でペンを走らせる。時には自分の力の無さに涙することもありました。
それでも、自習に可能な限り参加し、少しずつ学力を積み上げていきました。

第2章ー集団指導への挑戦と決意

努力の成果が現れ、5教科で280点を超えるように。そこで集団指導に参加できるラインに到達しました。
ただし、外部スポーツの練習と曜日が重なってしまい、両立は難しい状況でした。彼は「勉強を優先して頑張りたい」と決心し、外部スポーツを辞めて学校の部活動に切り替えました。

集団指導では当時3段階あったうちの一番下、Bクラスからスタート。しかし、学校の部活動に切り替えたことで勉強時間が確保できるようになり、塾で過ごす時間も増えたことで一気に成長中学2年の夏明けにはAクラスへと昇格しました。

もちろん順調なことばかりではありません。周囲のレベルに圧倒され、「自分にはこれが限界かも」と悩む時期もありました。それでも塾に通う習慣を崩さず努力を継続し、中2の3学期には定期テストで5教科350点を取れる力を身につけました。

第3章ー受験学年の飛躍

いよいよ受験学年の中3へ。1年生内容の抜けを補うため、自習では理科・社会の対策冊子を徹底。夏期講習や日帰り合宿(当時はコロナの影響で泊まりは中止)にも参加し、受験生としての意識を大きく高めました

その成果もあり、定期テストでは安定して400点超えを記録。模試(大阪進研)の偏差値も55に到達し、五ツ木模試や校内実力テストでもまずまずの結果を出していきました。

その成果もあり、私立高校は志望していたZ高校(特にアルファベットに意味はありません)を無事併願で出願できることに。また、回し合格があることもあり、一番上のコースで出願し、併願で合格を勝ち取りました。合格通知を受け取った彼が塾に報告に来てくれて喜んでいた姿は今も忘れられません。

その後、公立入試までの約1ヶ月の期間でどこの公立高校を受験するか個人面談を何度も行いました。そこで、主に話に上がったのは中学1年生の内申点でした。入塾時期が中学1年生の学年末テスト後ということもあり、どうしても中1の内申点がネックに

彼の性格的にどの公立高校に入っても努力を惜しむことはない。そこで、公立入試は内申点も考慮し、第2志望のA高校(特にアルファベットに意味はありません)を受験することに。

ーー無事に合格。

第4章ー高校生活と大学受験への挑戦

高校に入ってからも塾を継続。定期テスト前だけでなく日常的に自習室を活用し、安定して好成績を収めました。高2で少し気のゆるみもありましたが、最終的には持ち直し、高3では校内順位3位高3、1学期までの評定平均は4.7を記録

指定校推薦で関西の難関私立大学・法学部を志望しており、指定校推薦を狙いながら一般入試での受験も視野に
あくまで指定校推薦は「いけたらラッキー」、「推薦がダメでも一般で絶対合格する」と言い切るほどの覚悟を持って日々、勉強を進めていました。その努力の末、見事に推薦内定を勝ち取りました
中学時代に第一志望の高校を断念せざるを得なかった彼が、高校3年では第1志望の大学に合格

見事な逆転劇を演じたのです。

さいごに

この生徒の成長の理由は、特別な才能ではありません。
どんな時も塾に足を運び、努力を継続した習慣、そして「やりきる」と自分に約束した姿勢。その積み重ねが、大きな飛躍につながりました。

塾は、生徒一人ひとりの努力に寄り添い、背中を押す存在です。これから受験を迎える皆さんも、ぜひ「毎日の積み重ねが未来を変える」ということを、この物語から感じ取ってもらえればと思います。

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