創心館放出校の坂口です。
今回は創心館に通うすべての生徒さん、その保護者様へ対する気持ちを文字にしてみました。
11月は各校舎で保護者懇談を実施しています。
懇談を通じて、たくさんの保護者の方から心温まる言葉をいただきました。
「塾へ通うようになって、子どもの勉強への向き合い方が変わりました。」
「最近は、テスト返却を楽しみに待つようになったんです。」
「宿題を、親から言われなくても自分からするようになりました。」
そうした声を聞くたびに、私たちは胸が熱くなります。
点数の上下ももちろん大切ですが、それ以上に「学びに対する姿勢の変化」こそが、教育の根幹だと思っています。
■ 子どもたちは確実に変わっている
日々の授業や自習の中で、私たちは子どもたちの変化を感じます。
以前は「やらされていた」勉強が、今は「自分から取り組む」勉強に変わりつつある。
ワークを開く時間が少し早くなり、質問する声が増え、ミスを直す表情が真剣になる。
そんな小さな変化の積み重ねが、やがて大きな成長へとつながっていきます。
勉強を通して、「やればできる」「続ければ変われる」という実感を持つこと。
それが、受験にとどまらず、人生のあらゆる場面で支えになる力です。
■ 受験生たちへ―今が“本当の勝負どき”
この11月、受験生たちはまさに忙しさの真っ只中にいます。
五ツ木模試、実力テスト、そして今週から始まる期末テスト。
学校でも塾でも、次から次へと課題やテストが押し寄せる時期です。
「いつまでこの生活が続くんだろう…」
「もう無理かもしれない…」
そんな声が聞こえてくるのも、この時期の特徴です。
でも、ここを乗り越えた人だけが、春に笑顔で桜の下に立てる。
それを私たちは何年も見てきました。
模試でうまくいかないこともあるでしょう。
点数が伸び悩むこともあるでしょう。
でも、そこで諦めずにノートを開き続けた生徒が、最後に大きく伸びるのです。
努力の「種」はすぐには芽を出さない。けれど、確実に土の下で力を蓄えています。
この冬、焦るよりも「やるべきことを、地道にやり続ける」ことが何より大事です。
夜遅くまで塾に残る姿、自習室での集中した表情、質問を持ってくる真剣なまなざし――。
その一つひとつが、確実に合格への階段になっています。
■ 「大変な時期」こそ、自分の未来をつくる時間
期末テストを前に、どの学年の生徒も忙しい毎日を過ごしています。
でも、私はこの「大変さ」を、単なる苦しみとは思っていません。
むしろ、「大変さの中にこそ成長がある」と信じています。
人は楽なときには変わりません。
困難を乗り越えたときにこそ、自分の力を知り、心が強くなる。
テスト勉強に追われ、時間に追われる今こそが、“本当の自分づくり”の時間なのです。
「なんでこんなにしんどいんだろう…」
そう思ったら、「それだけ本気で挑戦している証拠だ」と思ってください。
自分の将来に向けて、努力できることそのものが尊い。
努力できる環境があることも、支えてくれる人がいることも、決して当たり前ではありません。
この冬、その一日一日を大切に過ごしてほしいと願っています。
■ 中学1・2年生へ―努力の「貯金」を始めよう
中学3年生の頑張る姿を間近で見て、何を感じますか?
もし「来年は自分も…」と少しでも思ったなら、それが成長の第一歩です。
定期テストに向けた学習は、単なる点数競争ではありません。
「計画を立てて実行する力」「できない自分に向き合う力」「粘り強くやり抜く力」
これらはすべて、社会に出てからも必要な力です。
テスト前だけでなく、日常の中で“自分を律する練習”をしていきましょう。
スマホを置いて30分集中する。
できなかった問題を、もう一度やり直す。
そうした小さな積み重ねが、あなたを「強い人」にしてくれます。
■ 高校生へ―勉強は「自分の人生を広げる武器」
高校生になると、部活、バイト、友人関係と、勉強以外のことも一気に増えます。
中学の頃よりも時間の使い方が難しくなる中で、どう勉強に向き合うかが問われます。
「やらなきゃいけない」と思いながらも、なかなか動けない日もあるでしょう。
でも、その迷いや葛藤も、あなたの成長の一部です。
高校の勉強は、未来の進路に直結しています。
大学受験はもちろん、専門学校や就職を選ぶにしても、
「自分で考え、自分で学ぶ力」がある人ほど、チャンスを掴みやすくなります。
勉強は“義務”ではなく、“武器”です。
自分の可能性を広げるための道具だと思ってください。
その武器を磨く努力を、今怠らなかった人だけが、将来どんな道に進んでも活躍できる。
創心館は、そんな「生涯使える力」を育てたいと考えています。
■ 小学生へ―学ぶことの楽しさを見つけよう
最近の懇談では、小学生の保護者様からも嬉しい言葉をたくさんいただきました。
「宿題を言わなくても自分からやるようになりました。」
「“テストどうだった?”と聞くと、笑顔で手ごたえを教えてくれるようになりました。」
勉強を“楽しい”と感じられることは、実はとても大切なことです。
子どものうちに「分かるって面白い」「できたら嬉しい」という感情を育てておくと、
中学・高校に進んでからも、自分で学ぶ力を発揮できるようになります。
創心館の小学生コースでは、ただ知識を詰め込むのではなく、
「どうしてそうなるのか?」を考える授業を大切にしています。
正解を言えることよりも、“自分の言葉で説明できること”。
それが本当の学力の土台です。
■ 保護者の皆さまへ―支え続けてくださることへの感謝
保護者懇談のたびに思うのは、保護者の皆さまの支えの大きさです。
塾での努力を信じ、家庭で声をかけ、時には見守り、時には背中を押してくださる。
その存在があってこそ、子どもたちは頑張れるのだと思います。
中には、「つい口うるさく言ってしまう」「見ているとイライラしてしまう」というお声もあります。
でも、それは“子どもの未来を思う気持ち”が強いからこそです。
私たちはその気持ちを理解したうえで、
ご家庭と塾が同じ方向を向いてお子さまを支えていけるよう、これからも連携してまいります。
どうかこの冬も、あたたかく見守ってあげてください。
「信じて待つこと」も、大切なサポートの一つです。
■ 最後に―この冬、努力の意味をもう一度考えよう
受験生も、非受験生も、勉強は楽なものではありません。
ですが、困難を乗り越える過程でしか得られない“誇り”があります。
努力の結果は、すぐには現れません。
でも、努力の「軌跡」は確実にあなたの中に残ります。
それが「自信」となり、「覚悟」となり、いつか自分を支える力になるのです。
この期末テスト、そして冬の受験勉強を通して、
「努力とは何か」「自分にできることは何か」を、もう一度考えてみてください。
私たちは、その努力を全力で支えます。
一人ひとりの頑張りが、春に満開の花を咲かせるよう願っています。
