この度、創心館パーソナル土佐堀校の開校当初から共に歩んでくれた大切な生徒、Oくんが今月をもって塾を離れることとなりました。ご家族の引っ越しという、新たな生活のスタートを切るための前向きな理由です。私たちにとっては大変寂しいお知らせではありますが、Oくんの新しい挑戦を心から応援したいと思っています。現在、中学3年生のOくんは、すでに自身の進路をしっかりと決定し、自分で選んだその道へ力強く踏み出そうとしています。彼の未来に、心からのエールを送りたいと思います。
Oくんは、当塾にとって特別な存在です。彼が当塾に入塾してくれたのは、彼が中学生活を始めたばかりの中学1年生の4月末。開校して間もない頃で、Oくんは記念すべき「入塾第2号」の塾生でした。当時の塾生はOくんを含めてたったの2人。特に、彼にとって初めての中間テストに向けては、ご自宅が校舎から近かったこともあり、私とOくんの二人きりで、文字通り二人三脚で勉強に励みました。

↑当時の様子➀

↑当時の様子➁
初めての定期テストへの不安を抱えながらも、Oくんは毎日真剣に、そしてなぜか楽しそうに塾に来てくれていました。教材を広げ、一つひとつ疑問を解消していく時間、夜遅くまで粘り強く問題に取り組む彼の横顔は、今でも鮮明に覚えています。その努力が実を結び、中間テストの結果が出た日、彼は最高の笑顔で報告に来てくれました。その時の、心から喜んでいる彼の姿は、私にとっても塾講師としての喜びを再認識させてくれる、忘れられない瞬間です。
その後も、Oくんは決して派手なタイプではありませんでしたが、「地道に、コツコツと努力を続ける」という彼の持ち味を活かし、着実に学力を伸ばしていきました。彼の真面目さと、目標に向かって粘り強く取り組む姿勢は、当塾の模範であり、後から入ってきた生徒たちにも良い影響を与えてくれたと確信しています。彼の存在は、開校当初の当塾を支えてくれた、かけがえのない財産です。
彼の成長を一番近くで見守ることができたこの時間は、私にとって何物にも代えがたい宝物です。Oくんと出会い、彼の人生の重要な時期を共に過ごせたことは、まさに私の「財産」であり、感謝しかありません。最後の授業の日には、保護者様からも心温まるメッセージをいただき、改めてOくんとの出会いに感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。
Oくん、新しい環境での生活は、期待と同じくらい不安もあるかもしれません。ですが、キミはもう、自分で道を切り開き、歩んでいけるだけの力をしっかりと身につけています。自分で決めたその道を信じ、自信を持って進んでいってください!!キミの未来は、キミ自身の努力と才能で、必ず輝かしいものになるはずです。
Oくんのおじい様とおばあ様が、この校舎のすぐ近くにお住まいだと伺っています。こちらに戻ってくる機会も多くあるようですので、遠慮なく、いつでも校舎に顔を出してください。いつでも大歓迎です。キミの活躍を、心から応援しています。
