夏休みの勉強、成功と失敗の分かれ道

放出校

~個別指導塾の教室長が見てきた「伸びる子・つまずく子」の違い~

こんにちは。創心館パーソナル放出校 教室長の坂口です。

早いものでそろそろ夏休みが近づいてきました。
この時期になると、保護者の方々から多く聞かれるのが、
「夏休みの勉強って、どう進めればいいんでしょう?」というご相談です。

「せっかくの夏休み、思いっきり遊ばせたい」
「でも2学期の成績も気になる…」
「子どもが毎年ダラダラしてしまって…」

そんな悩みを抱えるご家庭は少なくありません。

今回は、塾の現場でたくさんの子どもたちを見てきた私の経験から、
「夏休みの勉強で成功する子、失敗する子の違い」についてお話ししたいと思います。


成功と失敗の分かれ道は、夏休み前から始まっている

「夏休みに入ってから頑張ればいい」と考えていませんか?
実は、勉強の成否は夏休みに入る“前”の準備で8割決まるといっても過言ではありません。

例えば、成功する生徒はこんな準備をしています。

✅ 成功する子の特徴(夏休み前)

  • 夏休み前に計画表を立てている
  • 苦手分野を自己分析できている
  • 勉強の優先順位が明確になっている
  • 「なぜ頑張るのか」の目標がある

一方、うまくいかない生徒は……

❌ 失敗しやすい子の特徴(夏休み前)

  • 「何をすればいいか分からない」と口にする
  • 学校の宿題だけで十分と思っている
  • 計画は親任せ、またはノープラン
  • 夏休みの開始=自由時間の始まり、と考えている

つまり、夏休みに“入ってから”動くのでは遅いのです。
準備をして臨む子は、スタートの時点で差をつけています。


成功する子の夏休みの過ごし方とは?

私たちが指導している生徒の中でも、グンと伸びる子にはいくつか共通点があります。

1. 「学習ルーティン」を持っている

午前中の2時間は勉強、その後は自由時間。夜は復習に30分……
このように、生活の中に勉強を自然に組み込めている子は強いです。

「やらされている」ではなく、「やるのが当たり前」という感覚が、成績アップへの第一歩です。

2. 学校の宿題“だけ”では終わらない

学校の宿題を「最低限のライン」として、さらに+αの学習をしている子は、やはり伸びます。

例えば:

  • 苦手な計算や漢字のやり直し
  • 塾で渡される夏期教材の取り組み
  • 自分なりの復習ノート作り

「やったら終わり」ではなく、「わかるまでやる」姿勢が身についています。

3. 短期間で集中できるテーマ学習

夏休みは長いようで短い。
だらだらと全教科に取り組むのではなく、短期集中で1科目に力を入れるのも効果的です。

「この2週間は算数の割合を完璧にしよう」
「読解問題だけ毎日1題解いてみよう」

このようなピンポイント学習が、秋からの自信と結果につながります。

自分で成長を実感することができれば自然とモチベーションは上がります。
そのようにして苦手で後回しにしていた科目や単元も頑張ろうと思えます!


失敗する子の夏休みに共通する“3つの落とし穴”

一方で、毎年「夏で差がついてしまう」子もいます。
その原因にはいくつか共通点があります。

1. 生活リズムが崩れている

夜更かし・朝寝坊・スマホ・ゲームの時間増加……
このような生活習慣の乱れが、すべての学習意欲を奪っていきます。

朝のスタートが遅い子は、午後もだらけがち。
結果として一日が「何もしないまま終わる」状態に。

2. 計画倒れの学習スケジュール

立派な計画表をつくっても、「守れない」「実行しない」では意味がありません。

特に、最初の数日で予定が狂うと、そこからすべてが崩れてしまうケースが多いです。

計画は「やれる量」よりも「続けられる量」で立てることが重要です。

私はこの夏頑張りたいという生徒には夏休みの計画表を一緒に作っています。
この日は何時に起きて、何時から何時までは塾で英語の宿題をして…という風に計画立てをお手伝いします。
このときに多いのがやはり無謀な計画表です。

もし万が一1日でもその計画通りにいかなければ、
その後全てが崩れてしまうような計画を立てようとしてしまいます。

実行できなければ意味がないですので、現実的な夏休み計画表を一緒に作るサポートもしております!

3. “やってるつもり”の勉強

ワークのページを進めて満足、ノートをまとめて満足。
でも、テストをすると「解けない」「覚えていない」……。

これは「勉強した風」の状態です。

勉強の目的は「分かること」「できるようになること」。
それを意識できないまま過ごす夏は、成績につながりません。


塾だからこそできる「成功サポート」

では、私たち個別指導塾は、夏休みにどのようなサポートをしているのか?

ここでは、成功につながった事例を交えて紹介します。

◎ ケース①:中学1年生・英語が苦手な男の子

・英単語が覚えられず、テストはいつも平均以下
・夏休みに「単語+文法」を毎日30分に絞って指導
・2学期最初の英語のテストで20点アップ!

→ ポイントは、「量よりも質」。負担の少ないメニューを毎日やることの強さです。

◎ ケース②:小6・算数の文章題でつまずく女の子

・「比」や「割合」の文章題が理解できない
・夏休み中にマンツーマンで図の描き方や式の立て方を徹底指導
・2学期の単元テストで満点を獲得!

→ 「一人では理解できない」部分も、個別指導で“わかるまで解説”できるのが大きな強みです。


ご家庭でできる!夏の学習サポート3選

最後に、保護者の皆さまがご家庭でできる「ちょっとした声かけ・工夫」をご紹介します。

① 毎朝「今日は何やるの?」と聞いてみる

→ 子ども自身が「今日の学習」を意識するきっかけになります。

② 勉強後は必ず「がんばったね」と一言かける

→ 勉強の継続には、自己肯定感が欠かせません。
この点では個別指導として自信がございます!
生徒さんは自分の成長には気付きにくいものです。
そこを私達が客観的にに成長を褒めて本人に気付かせることは大得意としています!

人によって得手不得手は異なりますから、
その子にとって頑張ってできたことは見逃さずに言葉にして褒めまくります!

③ 「この夏、1つだけ頑張ってみよう」とテーマを決める

→ 多くを求めすぎず、1つの成功体験が秋につながります。


まとめ:夏は伸びるチャンス。けれど準備がカギ

夏休みは、学力を伸ばす最大のチャンスです。
しかしその分、油断やだらけによって差がついてしまう期間でもあります。

大切なのは、【夏前の準備】【毎日の生活リズム】【目的意識を持った学習】です。

個別指導塾では、一人ひとりの課題や性格に合わせて学習プランを作成し、伴走していきます。

この夏、「やってよかった」と思える経験を一緒に作りませんか?


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