大阪公立高校入試、今年の倍率はどう動いた?

あびこ校

大阪公立高校入試の一般選抜が近づき、今年も倍率に注目が集まっています。全体としては、募集人員が昨年の20,075人から今年は18,591人に減る一方で、志願者数は20,271人から18,994人となり、全体倍率は1.01倍から1.02倍へわずかに上がりました。数字だけを見ると大きな変化ではありませんが、定員が減った中で倍率が少し上がっているという点は、今年の特徴の一つと言えそうです。

特に注目したいのは文理学科です。文理学科全体では、昨年の1.11倍から今年は1.12倍と、引き続き高い人気を維持しています。学校別に見ると、豊中が1.79倍、高津と茨木がともに1.39倍、大手前が1.32倍、北野が1.26倍、生野が1.29倍、三国丘が1.32倍など、上位校への志望は今年もかなり強い印象です。文理学科は「やはり難関校志向が根強い」と感じさせる結果になっています。

住吉高校も今年はしっかり高水準です。昨年は1.26倍でしたが、今年は1.34倍まで上がっており、人気上昇がはっきり見えます。専門学科系の中でも安定して人気がある学校ですが、今年はさらに一段競争が厳しくなった印象です。一方で大阪ビジネスフロンティアは、昨年1.09倍に対して今年1.08倍で、ほぼ横ばいでした。大きく上がったわけではないものの、引き続き堅実に志願者を集めていると言えそうです。

普通科では、東住吉が昨年1.13倍から今年1.21倍、阿倍野が1.07倍から1.20倍へ上昇しており、南大阪エリアの人気校として存在感を増しています。清水谷も1.22倍から1.14倍、夕陽丘も1.23倍から1.13倍と、昨年よりはやや落ち着いたものの、依然として1倍をしっかり超える人気校です。阪南は昨年1.05倍から今年0.88倍となり、今年はやや落ち着いた動きになりました。金岡は昨年0.99倍から今年1.01倍で、ほぼ横ばいながら1倍を少し上回っています。

また、大阪教育センター附属は昨年0.88倍、今年は56人の志願となっており、募集80人に対しておよそ0.70倍です。全体としてはやや落ち着いた出願状況で、「学校ごとの人気差」が今年もはっきり表れているように思います。

倍率を見ると不安になる受験生も多いと思いますが、倍率はあくまで一つの目安です。大切なのは、志望校のレベルに合わせて、今の自分に必要な勉強を最後までやり切ることです。倍率が高くても合格する生徒はいますし、倍率が落ち着いていても油断はできません。今年の数字を見ていると、人気校はより人気に、落ち着く学校はより落ち着く傾向が出ています。だからこそ、「どこを受けるか」だけでなく、「そこに向けて何を積み上げるか」がこれまで以上に大切になりそうです。

参考記事は以下です。
読売新聞の記事はこちら

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