― 中学3年生の学年末テストを軽視してはいけない理由 ―
中学3年生にとって、学年末テストは
単なる「学年最後の定期テスト」ではありません。
特にこの時期、
私立高校を受験する生徒ほど、学年末テストを軽視してしまいがちです。
「もう私立は決まっているから」
「入試とは関係ないから」
そう思ってしまう気持ちも、正直よく分かります。
しかし、学年末テストは 内申点のためだけのテストではありません。
今回は、
なぜ中学3年生の学年末テストを軽視してはいけないのか
その理由を、塾の現場目線でお伝えします。
学年末テストは内申点に直結する「最後の定期テスト」
まず大前提として、
中学3年生の学年末テストは 内申点を決める最後の定期テスト です。
大阪府の公立高校入試では、
- 中3の成績の比重が高い
- 学年末の評価が最終内申に反映される
という仕組みになっています。
そのためこのテストは、
- 「今回は失敗しても次がある」
- 「前回で何とかなる」
というものではありません。
一度下がった評価は、
このあと取り返すことができない可能性もあります。
私立受験生が学年末テストを軽視してしまう理由
毎年この時期、私立受験生からよく聞く言葉があります。
- 「もう私立は終わったし…」
- 「とりあえず提出物だけ出せばいい」
- 「入試勉強の方が大事ですよね?」
確かに、気持ちは理解できます。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。
学年末テスト範囲は、私立入試の頻出単元が中心
学年末テストで扱われる単元は、
実は私立高校入試で非常によく出題される内容が中心です。
例えば…
数学
- 三平方の定理
- 相似・円
- 関数と図形の融合問題
英語
- 不定詞・動名詞
- 関係代名詞
- 仮定法
- 長文読解・英作文
理科
- 電流・仕事とエネルギー
- 天体
- 化学変化と計算
社会
- 公民分野(政治・経済)
- 資料の読み取り問題
これらはどれも、
私立入試で差がつきやすい単元です。
つまり、学年末テスト対策はそのまま
私立入試対策の基礎固め
になっているのです。
「定期テスト用の勉強」と思うと損をする
学年末テストを、
- 定期テスト用
- 内申のためだけ
- 形だけこなすもの
と捉えてしまうと、
本来伸ばせるはずの力を大きく取りこぼしてしまいます。
一方で、
- 学年末テスト範囲を丁寧に理解し
- なぜその答えになるのかまで考えた生徒は
私立入試でも、
安定して点を取れるケースが非常に多いです。
私立受験生にこそ伝えたいこと
私立受験生に、ぜひ意識してほしいことがあります。
学年末テストを本気で取り組んだ生徒ほど、私立入試の直前期が圧倒的に楽になり、伸びる。
逆に、
- 学年末を流してしまった生徒ほど
- 入試直前になって「基礎が抜けている」ことに気づき
- 焦って詰め込む
という状況に陥りやすくなります。
学年末テストは「遠回りに見えて、一番の近道」
学年末テストと入試対策は、
別物のように見えるかもしれません。
しかし実際には、
- 同じ単元
- 同じ知識
- 同じ考え方
を、違う形で確認しているだけです。
学年末テストを丁寧に乗り切ることは、
決して遠回りではありません。
むしろ、
入試本番で点を取るための、最も堅実な近道です。
最後に
中学3年生にとって、この時期は
体力的にも精神的にも非常に厳しい時期です。
だからこそ私たちは、
- 点数だけを見るのではなく
- その過程や姿勢も含めて
最後まで伴走していきたいと考えています。
学年末テストは「通過点」です。
しかし、決して軽く扱っていいテストではありません。
このテストをどう乗り切るかが、
その先の受験、そして高校生活にもつながっていきます。
