新年度の学習アドバイス

創心館 高等部

新高1生へ

1学期の予習は終わりましたか?

 いよいよ高校生としての新生活が始まりますね。既に、1学期内容の予習はすべて終わりましたか。高校の学習というのは、中学の時に比べて、驚くような速度で進みます。特に、偏差値が70近い高校であれば、数学の「式の計算」~「一次不等式」や英語の「文型」「時制」の単元などは、あまり時間を割いて解説してもらえないでしょう。したがって、最低でもそのあたりまでは、時間がある今のうちに学習を終えておくべきといえます。

 高校入学時は、クラスの全員がほとんど同じ偏差値だったのに、1学期の中間テストを終えた頃には大きな差が開きます。これは高校に入ってからの「努力の差」です。たとえ偏差値が70を超える高校に入ったとしても、学校の底辺に位置してしまっては、産近甲龍にすら不合格になってしまいます。それに対して、偏差値40台の高校に入ったとしても、上位をキープしながら関関同立といった上位大学に合格する生徒は毎年います。

 決して高校入試はゴールではありません。中学生の頃の自分を思い出して、勉強の手を止めないようにしましょう。

新高2生・校3生へ

高3の夏に12時間勉強するために

 勉強の質を高めるためには、量をこなすことも重要です。野球などのスポーツでいくら解説を読んでも、想定通りにはプレーできるようにならないことと同じですね。具体的な勉強量は人によって多少の差がありますが、受験生の多くは夏休みに毎日約12時間受験勉強をしています。中には14~16時間学習する方だっているでしょう。

 とはいっても、急に、1日10時間以上勉強するということは簡単ではありません。だから、夏から逆算して、高3生は、この春に最低4~6時間程度の学習を継続する習慣を身につけていきましょう。また、高2生であっても、大学受験を目指すのであれば、1日3時間程度は学習したいところです。ちなみに、新高2生でも、既に学習が順調に進んでいる生徒は学校支給の単語帳のうち1200語以上を覚え終わっています。

 また勉強する際は、ノートをまとめ直すだけ、答えを書き写すだけといった単なる作業にならないように、計画を立てたり、一日のやることリストを作ったりなどの工夫も大切です。特に、何を学習すればいいかわからない場合は、早めに社員や担当の先生に相談してくださいね。

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