こんにちは。
入試まで残り二週間。
大阪の入試では受験生はみんな数学で苦戦します。
そのため「ここから数学、上がりますか?」と聞かれることよくあります。
結論から言うと、上がります。
ただし、“がむしゃらに勉強量を増やす”だけでは伸びません。残り二週間は、ふだんと同じ勉強を続けるよりも、
- 取れる問題を確実に取り切る
- 捨てる問題を決め、時間を守る
- ミスの型を潰して、失点を減らす
この3つを徹底した人が、最後に点を伸ばします。
大阪の数学は、B問題とC問題で「勝ち方」が少し違います。
それぞれ、二週間で点数を上げるためにやるべきことを、できるだけ具体的にまとめます。
まず最初に:全部やろうとしない
入試直前になると、「難問まで解けるようにならないといけない」と思ってしまいがちですが、そんなことはありません。
実際に高津高校の合格者でも数学C問題の点数は40~50点くらいです。
二週間で点数が動くのは、ほとんどが次の2つです。
1)落としてはいけない問題の失点が減る
2)C問題で部分点が取れるようになる
逆に言うと、直前期にありがちな失敗はこうです。
- 1問に粘りすぎて時間が崩れる
- 解説を読んで「分かった気」になる(次に同じ型が来たら解けない)
- 苦手単元を広く浅く触って、結局どれも定着しない
だからこそ、残り二週間は「やる範囲を狭くする」勇気が大切です。狭くして、その分だけ深く仕上げます。
B問題:二週間で点が上がる「王道の上げ方」
B問題は、難易度がちょうどよくできています。
裏を返すと、点差がつく原因は実力差というより、ミスと完成度の差になりやすいです。
だから、二週間で現実的に狙うべきことはシンプルです。
- 大問1(計算)を満点に近づける
- 大問2(小問集合)を8割以上で安定させる
- 大問3(標準問題)の(1)(2)を落とさない
- 後半の大問は「完答」より (1)(2)確保+取れるところまで に切り替える
この形に持っていけると、点数はかなり動きます。
① 大問1(計算)に才能は必要ない!
大問1は、できる子が満点を取る場所です。
ここで落とすと、取り返すために後半の難問に突っ込むことになり、時間も精神も削れます。
直前二週間は、「計算力を鍛える」というより、ミスの出ない書き方に矯正するのが最短です。
ミスを減らす“書き方のルール”
- 分数は省略しない(横線を丁寧に引く)
- マイナスは必ず括弧で管理する(例:-(x-3))
- 途中式は詰めない。行を変えて見える形にする
- 展開・因数分解は、係数と符号を一回“指差し確認”する
地味ですが、ここを徹底すると「計算はできるのに落とす」が劇的に減ります。
毎日15分程度でいいので速さより、正答率を100%にするように類題を解きましょう。これがB問題ではそのまま得点につながります。
② 大問2(小問集合)は「単元別に深く」やると伸びる
小問集合は、広く見えるのに、実は出てくる型が決まっています。
だから、ここは“網羅”ではなく、よく出る型を確実に解けるようにするのが得策です。
直前二週間で優先したいのは、だいたい次の系統です。
- 方程式・連立の処理(符号・移項・分数の整理)
- 一次関数(2点から式/変化の割合/交点)
- 図形の基本(相似、円周角、三平方の使い分け)
- 確率・場合の数(数え上げの型)
- 資料(平均・代表値・箱ひげ図など)
ここで大事なのは、「同じ単元をまとめて解く」ことです。
例えば確率なら確率だけ、関数なら関数だけ。単元を飛び回るより、1日1単元を深く仕上げた方が、二週間では確実に伸びます。
③ 大問3は「(1)(2)取り切り」で勝てる
B問題の大問3は、(1)(2)の取り方に慣れると点が安定します。
逆に、ここで取り切れない子は、最後までずるずる失点してしまいがちです。
おすすめは、直前二週間は(3)以降は“時間が余ったら”に回すこと。
図形問題はパターンも多いため、全てを網羅するのは難しいです。
そのため、正答率が下がる傾向にあります。
まずは(1)(2)を確実に取り、残り時間で(3)に挑戦する。この順番に切り替えるだけで、得点が安定します。
C問題:二週間で点を上げる「現実的な戦い方」
C問題は、正直に言うと「最後まで解けるようになる」試験ではありません。
最後までやり切る人は少数派です。
Cで点を伸ばす子は、難問を解ける子というより、点の取り方が上手い子です。
- 簡単な問題を確実にとる
- 後半は (1)を必ず取り、(2)は条件整理→式まで到達する
- 捨て問の判断が早い
これができると、二週間でも点数は上がります。
① 落としたくない問題を決める
ここからが本題です。
C問題は、最後まで解ける試験ではありません。
だからこそ、点を上げるには「得点設計」を先に作ります。
まず目標設定:大問1は8〜9割を狙う
C問題の大問1(計算)は、満点を狙いたくなるところですが、直前二週間の現実としては 8〜9割を安定して取るのが非常に強いです。
- 取りこぼしが減って精神的にも安定する
- 後半で部分点を拾う余裕が生まれる
逆に言えば、大問1でミスが続くと、取り返そうとして後半に突っ込み、時間が崩れます。
大問1の仕上げ方(直前向け)
- 毎日時間を計って苦手な問題の類題を解きまくる
- 間違いは「理解不足」よりも「書き方の乱れ」が原因のことが多い
- 分数は丁寧に
- マイナスは括弧
- 途中式は詰めない
解き方を固定すると、二週間でも安定します。
整数問題と確率:難しい年があるからこそ「見極め」を早くする
C問題の中には、年によって急に難度が上がる枠があります。
それが 整数問題 と 確率(条件が多いタイプ) です。
ここで大事なのは、「捨てる」と決め打ちすることではなく、
捨てるかどうかの見極めを早くする
+ 確率は慣れで取れる部分があるので準備しておく
この両方です。
整数問題:見極めの目安
- 条件が増えて場合分けが多い
- 途中で式が複雑になり、計算量が跳ねる
- 「試す→外れる→また試す」の試行錯誤型になる
この雰囲気が出たら、直前期は粘らない方が得です。
(粘るなら“5分だけ”など時間を決めるのが安全です)
確率:見極め+慣れが両方必要
確率は、難易度の差が激しい傾向にあります。
だからこそ直前二週間は、確率を捨て科目にするより、
- まずは 樹形図/表/場合分け に慣れる
- 典型パターン(サイコロ、くじ、2段階の条件、取り出して戻す/戻さない)を触っておく
- 本番は「条件が増えすぎたら即撤退」の判断を早める
確率の練習で意識したいことは、「公式」よりも「整理の仕方」です。
- まず全体の数(分母)を固定
- 条件ごとに場合を分けて、分子を積み上げる
- 漏れと重複をチェックする
この作業に慣れておくと、1問でも拾える確率が上がります。
大問2・3(関数/平面図形/空間図形)をどう取るか
C問題の大問2・3は
- 関数
- 平面図形
- 空間図形
が中心です。ただし、多くの場合は平面図形と空間図形です。ここは「完答」よりも、1問でも取ることが合格に直結します。
① 空間図形:三平方が絡む問題のパターンを覚えて1問取る
空間図形は苦手な子が多い一方で、大阪は出方が似やすく、
特に 三平方とセット で問われることが多いので、二週間でも伸びます。
直前期の狙いははっきりしていて、
空間は“完答”ではなく、(1)だけでも必ず取る
そのために「見るべき形」を固定する
です。
空間図形でよくある流れ(パターン)
- 立体の中に直角三角形(または直角が作れる面)がある
- まず面の対角線などを求める
- 次に別の面で三平方をもう1回使う
- 最終的に辺の長さや体積、表面積へ
ここで大事なのは、「どの三角形で三平方を使うか」を見抜くこと。
練習では、解き始める前に
- 直角はどこか
- その直角を含む三角形はどれか
- 1回目の三平方で何を作るのか
を先に言語化してから計算に入りましょう。
多くのパターンになれることにより(1)、(2)を取れるようにしていきましょう。
②平面図形:相似・円周角・面積比のパターン問題を必ず取る
平面図形も、完答ではなく取れる問題を落とさないことを意識しましょう。
Cの図形は、最初の(1)が「定理を使えるかどうか」を問う形になりやすいので、
- 相似条件
- 円周角
- 接線の性質
- 面積比
このあたりを「出たら即使える」状態にしておくと強いです。
ウイニングなどの基本例題の形は多く出てくるので、苦手意識があるところは徹底的に復習をしましょう。
これだけで部分点の確率が上がります。
③ 関数:式まで到達すれば点になる
関数で差がつくのは、計算力よりも
- 条件を読み取る
- 式に直す
- 必要な情報だけ抜き出す
この部分です。
直前二週間は、条件整理を整理して式まで到達する
この練習を積んだ方が点が安定します。
関数は途中点も出やすいので、答案はテンプレを固定します。
1)求めるものを決める(傾き/切片/交点/面積)
2)条件を式にする(通る点、平行、面積、比)
3)連立・代入
4)結論
その他に意識すること
① 本番の「撤退ルール」を先に決める
C問題は、1問に粘ると時間が無くなります。
だから本番は、ルールを先に決めておくのがおすすめです。
- 整数問題:5分で進展がなければ飛ばす
- 確率:場合分けが増えて整理できなければ飛ばす。
- 図形:条件が拾えなければ(1)だけ取って次へ
ルールで時間を守る。これがCで点を残すコツです。
② 「解説を読んで終わり」を禁止する
直前期に伸びない一番の理由はこれです。
解説を読んだだけでは、次に同じ型が来ても解けません。
- その日に間違えた問題は、その日のうちにもう一度解く
- 翌日に、同型をもう1回やる
この「翌日にもう一度」が点数を上げる最短ルートです。
③ “ミスの種類”を3つに分ける
間違いは、実は3種類しかありません。
- 知識不足(定理・公式が曖昧)
- 手順不足(解き方の流れが固まっていない)
- ケアレス(符号・計算・写し間違い)
分類できると、対策が一気に具体になります。
直前期は特に、ケアレスを減らすだけで得点が動きます。
知識不足の場合はウイニングの解き直しをしておきましょう。
最後までしっかりと対策して志望校に合格しましょう!
対策すれば必ず点数が取れますので諦めずにいきましょう!
