五ツ木模試は、近畿圏で多くの中学3年生が参加する公開模擬試験です。学校の定期テストとは違い、出題範囲が広く、入試形式に近い問題構成になっているため、「今の自分が入試に向けてどのあたりにいるか」を客観的に知る貴重な機会と言えます。
11月の模試が持つ意味
11月に実施される第6回は、特に重要な位置づけです。例えば、2022年度では中学3年生対象の第6回の受験者数が47,416人に上りました。
また、模試実施団体も「第6回(11月)は最も受験者数が多い回」だと案内しています。
このことから、「多くのライバルが集まる時期である」=「自分の立ち位置を多くの受験生と比較して知るチャンス」と捉えられます。
この回の結果は、志望校決定・冬期講習の学習計画・苦手単元の総仕上げなどへ向けた大事な指標になります。
試験範囲と日程
■ 日程
- 実施日:2025年11月9日(日)
- 申込期間:10月30日(木)〜11月4日(火)※塾生は基本的には塾の団体申し込みで申し込んでおります。
- 成績表発送予定日:11月26日(水)
■ 出題範囲(中学3年生対象)
2025年度第6回の模試では、次のような範囲が予定されています:
- 国語: 漢字・語句、文学的文章・説明的文章・古文、文法(敬語・表現含む)
- 数学: 式の計算、平方根、二次方程式、関数
y = ax²まで - 英語: 関係代名詞(主格)など3年範囲の文法+1・2年内容の総復習
- 理科: 生命の連続性、化学変化、地球・宇宙など幅広く
- 社会: 地理・歴史・公民(基本的人権・日本国憲法まで)、3年内容を含む総合型
このように、“1〜2年内容+3年内容”を総合的に問う形式となっており、入試本番を意識した準備が必要です。
結果の見方と活かし方
模試の結果を受け取ったら、まず偏差値・判定だけでなく、「どの教科の得点が伸びたか」「どの単元で正答率が低かったか」を丁寧に振り返りましょう。
- 得点が安定している教科=今後も“武器”になる分野
- 苦手な教科=点が上がる“伸びしろのエリア”
- 正答率の低かった問題=ここから“得点に変えうる課題”
もし判定が思ったより厳しくても、11月時点は“途中経過”です。ここからの3か月、学習の密度・質を上げられれば、大きく伸びる可能性が十分にあります。
結果を受け取ったら、次の3ステップを意識しましょう。
- 間違えた問題の解き直しを丁寧に行う
- 「知識不足」「読み間違い」「時間配分ミス」のどれが原因かを分析する
- 次の模試・実力テストでリベンジする
創心館の想い
創心館では、模試の点数そのものではなく、その後の行動にこそ価値があると考えています。
模試後には皆さんと一緒に「どこを何点上げるか」を明確にし、冬・年末・年始の学習に向けて全力でサポートします。
焦らず、比べず、諦めず。共にこの冬を、成長の季節にしていきましょう。
まとめと次への一歩
11月の第6回五ツ木模試は、受験生にとって「伸びるチャンスの確認」でもあります。
受験者数が多いこの回で自身の立ち位置を知り、「次にどう動くか」を真剣に考えることで、合格へ向けた力がグッと高まります。
数字に一喜一憂せず、生まれてきた“課題”をすぐに“行動”へと変えてください。
11月の模試を受けたあなたが、この冬を変える主役です。
創心館が全力であなたを支えます。今、この一歩を踏み出しましょう。
