2025年度 高校別大学進学者数一覧

高校入試情報

高校卒業後の進路選択:将来を見据えて

日本私立学校振興・共済事業団によると、令和7年度の四年制私立大学の入学者数で定員割れとなったのは大学全体の割合で53.2%となりました。昨年度が59.2%だったことを鑑みると幾分かは改善していますが、それでも私立大学の半数以上が定員割れをしていることに変わりなく、依然として厳しい状況が続いています。大学進学のみが進路選択とは限りませんが、進学する公立・私立高校に応じて、その先の進路にどのような差があるのかをお知らせしたいと思います。

※出典:AERA2025年4月14日増大号より、近隣の高校と主要大学を抜粋しています。

文理学科公立高校、難関私立高校ほど国公立大学への進学者は多い

上記一覧表の中で文理学科公立高校とは、生野、大手前、岸和田、高津、四条畷、天王寺、三国丘を指し、難関私立高校とは、開明、近大附属、清教学園、清風、清風南海、明星、桃山学院を指します。これらを除けば、公立だと泉陽、住吉、八尾、私立だと興国、常翔学園が次いで多くなっています。
 2025年度の高校入試では比較的偏差値の高い公立高校の定員割れが起こり、話題になりました(詳しくはこちら)。上記の表ではいちりつ、鳳、八尾が該当しますが、これら公立3校の大学進学実績は決して低いわけではありません。また、私立高校は幅広いコースを設けているところが多く、国公立大学・難関私立大学を目指すコース以外に、指定校推薦で関関同立を狙えるコースもあります。
 一般に私立高校のほうが公立高校よりも生徒への対応が手厚いと言われており、大阪府による私立高校等授業料無償化制度の拡大も相まって、私立高校を選択する人数は今後も増えていくと思われます。文理学科 VS 難関私立の二極化が今後も進んでいくかもしれません。

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