【創心ラボ開催レポート】うんち石鹸で学ぶ“科学のふしぎ”——笑いと発見に包まれた1時間!

放出校

11月1日(土)に創心館パーソナルの土佐堀校と放出校で創心ラボを開催しました。

この記事では放出校での様子をご紹介します!

■はじめに:笑い声の中から生まれる「学び」

「先生!ほんまに“うんち”作っていいん!?」
開始早々、教室に響いたのはそんな元気な声でした。
今回の創心ラボのテーマは——なんと「うんち石鹸を作ろう!」。

聞いただけで笑ってしまうようなタイトルですが、
実はその中には理科の大切な原理を“体験で理解するという狙いが込められています。
創心館では、子どもたちに「勉強=つまらない」ではなく、
「学ぶって面白い!」という感覚を持ってもらいたい。
その思いから、毎回テーマを変えて開催しているのがこの【創心ラボ】です。

今回の参加者は6名。そのうち3名は、塾に通っていない外部のお友達でした。
土曜日の午前、創心館の教室には、わくわくした顔と少しの緊張を浮かべた子どもたちが集まってきました。
「うんち石鹸作り」という一見ユニークな題材を通して、彼らがどんな発見をしたのか。

今回はその様子をレポートします!


■「固体」「液体」「気体」—理科の基本を“手で感じる”

まずは講師による導入授業からスタートしました。
テーマは「物の三態(固体・液体・気体)」。
小学生でも知っているようで、実際にはイメージしづらいこの概念を、例え話を交えて分かりやすく説明します。

「たとえば、水は氷にもなるし、湯気にもなるよね?
でも、どれも“水”なんだ。形が変わっても中身は同じ。
それが“物の三つの状態”なんです。」

子どもたちはうなずきながらも、まだ少しピンときていない様子。
そこで講師が手に取り出したのが、グリセリンソープ
半透明で、少し硬いその石鹸を見て「これが液体になるの?」「うそー!」と目を丸くします。

「じゃあ、実際にやってみよう!」


■実験スタート!トロトロに変わった石鹸を見たときの“歓声”

まずは自分の好きな色を作って、何色のうんちにしようか考えます。
みなさんそれぞれ、好きな色を決められず、何色も作りたいと楽しそうな笑顔を見せてくれました。

色が決まったら裏で温めた石鹸のもとをみんなで見ます。
さっきまでカチカチだった石鹸が、あたたかくなり自由に形を変える液体になっていることを確認しました。

そしてこのあとはそれぞれが決めた好きな色を混ぜて、型に流します。
この後また冷やせば、最初みたいに固くなる!もう実験の先読みをされてしまいました💦

理科の教科書で見る「状態変化」を、五感で体験した瞬間。
子どもたちは笑いながらも、確かに“理科を学んで”いました。


■「うんち」の型に流し込む—笑いの中にも集中の時間

いよいよ次はお待ちかね、「うんち型」に流し込む工程です。
「ほんまにこれ入れていいん?」「すごい形やなぁ!」と笑いが止まりません。
でも、いざ始まると誰もが真剣。液体をこぼさないように、そっと注ぎます。

好きな色を聞き取ると青色や紫色が人気でした。
どの色のせっけんにしたいかを自由に選び、オリジナルの“うんち石鹸”をデザイン。
ご用意したのは赤・青・緑・黄色の4色ですが、それぞれが色をうまく混ぜ合わせて好きな色を作り、
笑いと創造力があふれる時間になりました。


■冷やして待つ10分間—科学談義とお楽しみタイム

石鹸を冷蔵庫で冷やして固めている間、子どもたちにもう一度質問します。
「どうして冷やすと固まるんだろう?」
「温めたときの逆やから!」
「粒の動きが遅くなるんや!」

見事な回答に私も拍手です!
「そう、その通り!科学って、“なんで?”を考えることが一番大事なんだよ。」

待ち時間には、みんなで理科クイズや雑談を楽しみながら、自然と学びの会話が続きます。
この10分間こそ、創心館が大切にしている「自然な学び」の時間でした。


■完成!世界にひとつの“うんち石鹸”誕生

そして——いよいよ冷蔵庫から取り出した石鹸を型から外す瞬間。
「できたー!!!」
「かわいい!」「ほんまにうんちや!」
教室中に笑い声が広がります。

子どもたちはそれぞれ自分の作品を手に取り、誇らしげに見せ合います。
中には「家でも作ってみたい!」という声も。

ご見学されていたお母様へ、今回の実験道具をどのように準備したかをこっそりお伝えしました。
ぜひおうちでもやってみてほしいです。
今度は自分の好きな大きさ、自分の好きな形で再チャレンジしてみてほしいです!

この“自分の手で作る”体験が、子どもたちにとって最高の学びになりました。


■“学びの種”は、こうして育つ

今回の実験のテーマは「状態変化」。
ただの石鹸作りの裏には、「科学的な思考」を育む意図があります。

固体が液体になり、また固体に戻る。
それを実際に見て、触って、考えて、納得する。
この体験が、後の理科の授業での理解につながっていきます。

創心館では、こうした「知的好奇心を刺激する」体験型イベントを大切にしています。
テストの点数を上げるためだけでなく、「知ることの喜び」そのものを伝えること。それが、創心館の理念です。


■講師のまなざし:子どもたちの「ひらめき」に立ち会う喜び

学ぶとは、本来“心が動く”こと。
驚き、疑問に思い、試してみる。
その連続こそが、子どもたちの成長の原動力です。

座学で学ぶだけではなく、
今回のように「実際に自分でやってみる」という経験を大事にしてあげたいですね。


■創心館の挑戦:「塾=勉強だけ」を超えて

創心館は、机に向かう勉強だけではなく、こうした体験型の学びを積極的に取り入れています。
勉強の「土台」になるのは、知的好奇心と考える力。
それを養うために、今回の理科実験のほかにも英検対策やロボット教室など、多彩な企画を展開しています。

今回のような創心ラボは、塾に通っていない子どもたちにも開かれた学びの場です。
実際、今回参加した3名の外部生も、初めて会った講師や友達とすぐに打ち解け、
終わる頃には笑顔で「また来たい!」と言ってくれました。


■保護者のまなざし:わが子の“新しい一面”

イベント終了後、保護者の方々からも多くの嬉しい言葉をいただきました。
その中のひとつを、ここでご紹介します。


💬 保護者の方からのLINEメッセージ


このような感想をいただくたびに、私たちも「やってよかった」と心から思います。
理科が好きになるきっかけ、学ぶことが楽しいと感じる
その瞬間の第一歩のきっかけになればと思います。


■終わりに:次の“わくわく”へ

今回の「うんち石鹸作り」イベントでは、参加者6名のうち半数が初めて創心館を訪れた子どもたちでした。
それでも、終わる頃には全員が「楽しかった!」「次は何するの?」と笑顔に。

科学の世界は、驚きと発見に満ちています。
創心館では、今後も小学生を対象にした創心ラボや英検講座、探究型イベントを定期的に開催していきます。

勉強を“点数”ではなく、“体験”で学ぶ。
その第一歩を、これからも創心館で——。


✳︎編集後記

今回のイベント準備には、スタッフ全員が心を込めました。
子どもたちが安全に楽しめるように温度調整を工夫し、
笑顔で帰ってもらえるように何度もリハーサルを重ねました。
その努力のすべてが、あの笑顔の1時間につながりました。

石鹸づくりの体験を通して、科学の奥深さ、学ぶことの楽しさを感じ取ってくれた子どもたち。
この小さな成功体験が、きっと未来の大きな自信へとつながることでしょう。


創心館スタッフ一同、次回の創心ラボでお会いできるのを楽しみにしています。

住吉本部校・住之江校・あびこ校ではこちらの創心ラボ「うんち石鹸づくり」を
今週末(11月8日・土)に開催を予定しております。

この記事を読んで少しでも気になってくれた方は、ぜひお申し込みをお待ちしております!

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