昨日、中学2年生の塾生と話していると、
「明日、職場体験があるんです」
という話になりました。
どこに行くのかを聞いてみると、
保育園、本屋さん、消防署、ネイルサロンなど、行き先は本当にさまざま。
その話を聞いている中で、「これはとても素晴らしい取り組みだな」と感じたことがあります。
それは、職場体験の受け入れが可能かどうかを、生徒自身が電話で確認するところからスタートしているという点です。
最初にこの話を聞いたとき、正直「いいな」と思いました。
電話をかけるのは、大人でも少し緊張します。
相手の都合を考え、失礼のない言葉を選び、用件を簡潔に伝える。
これは教科書では学べない、れっきとした社会の勉強です。
実際、塾生からも
「めっちゃ緊張した」
「言葉詰まった」
「何回も練習してからかけた」
という声を聞きました。
でも、この“緊張”こそが大事なんですよね。
一方で、塾生からは
「職場体験の場所を、あらかじめ用意しておいてほしかった」
という声も聞きました。
さらに話を聞いていると、
電話をかけた際に
「うちは職場体験はやっていないんです」
と、あっさり断られてしまったケースもあったようです。
勇気を出して電話をかけた分、落ち込んだ生徒がいたのも事実です。
確かに、そうした経験をすると、
「最初から行くところが決まっていた方が楽だったのでは」
と思うのも無理はありません。
それでもなお、生徒自身に電話をかけさせるという形を取ったのは、
うまくいく経験だけでなく、思い通りにいかない経験も含めて学びにしてほしい
という意図があったのではないかと感じます。
実際、職場体験の行き先は、
保育園、本屋さん、消防署、ネイルサロンなど本当にさまざまですが、
どの職場にも共通しているのは
「人と関わる」「責任を持つ」「時間を守る」
という点です。
職場体験は、ただ仕事を体験する行事ではありません。
そこに至るまでの準備や連絡、断られる経験も含めて、すべてが学びです。
中学2年生のこの時期に、
「自分で連絡する」「自分の言葉で伝える」
そして、思い通りにいかない現実を知る。
そんな経験ができるのは、本当に価値があることだと思います。
塾としても、職場体験を終えた後、
「どんな電話をしたのか」「一番大変だったのはどんな場面だったのか」
そんな話をぜひ聞いてみたいと思っています。
教室の外で得た経験は、きっとこれからにつながっていくはずです。
