私が住之江校に来て3年目になりますが、今のところ高校入試の不合格者を見ていないのはありがたいことです。
そこにはもちろん偶発的なものもありますが、確率論で考えると確率を高めるための要素というものも存在します。
不合格者を出さないために必要なものは、もちろん高い学力ですが、他にもデータ推計や進路指導、保護者との意思
疎通など、様々な要素が必要です。本人の意志と保護者の希望をマッチングさせ、現在の学力と内申と本人の性格か
ら予想される本番の振れ幅を考慮して、そこから受けることができるであろう高校を選び出さなければなりません。
データを信じるのも大事ですが、データに頼りきってもいけません。数年ほど同じ生徒を見ていると、データ以外の
経験論も活きてきます。このタイプの子でこの勉強の仕方だと、過去にここの高校なら受かっていたから、この倍率
だと受けても大丈夫だろう、などと、何百人と観てきた生徒の内の1人の顔が浮かび上がってくることさえありま
す。
ただ、そこまでしても不合格が出ることがあります。それは本人の志望校が高過ぎる時です。可能性が0ではないで
すが、とても受かりそうにないところを受けたいという生徒がたまにいます。そのような時どう対応するか?
これは同じ塾であっても、先生によって意見が分かれる非常に難しい問題です。
私は、そのような時にこの有名なお話を思い出します。
「きっずちゅーぶ」動画読み聞かせチャンネルより
私自身挑戦することは好きなので、その性格もあってか志望校はできる限り高くと考え、そのように生徒には話をし
ます。一生懸命になれないけれど挑戦したいというのはダメですが、挑戦すると決めて一生懸命やることこそが、そ
の子の成長にとって一番大事なことだと思います。
出来る限り自分の限界に近い高校を受けてそこに合格できるように、その結果として全員合格ができるように、今年
も頑張ってもらいますし、頑張らせてもらいます。
しかしながら、ノミの話はためになりますが、正直なところ人間とノミを一緒にしないでほしいと思います。子供は
ノミとは別物です。
