
こんにちは。上原です。
今日は、この大AI時代について考えみたいと思います。
たとえば、スマートフォンに話しかける音声検索。動画の自動字幕や翻訳。ネットで見かける「おすすめ」の仕組み。
それらの多くに、すでに「AI(人工知能)」が関わっています。
そして今では、「ChatGPT」のように、文章を考えてくれたり、質問に答えてくれたりするAIも登場しました。
もうすでに、どんな仕事でもAIを使うことが当たり前になり、人間がやらなくても良い仕事がかなり増えました。
そんな時代を生きていく私たちにとって、大切なことは何か。
それは、「AIを使えるようになること」だけではなく、「AIに振り回されずに、自分で考え、判断できる力」を育てることです。
今みなさんが学校で学んでいるのは、「知識そのもの」だけではありません。
どんなふうに調べるのか、どう整理し、どう伝えるのか。
つまり、「勉強のしかた」「情報の扱い方」を学んでいる最中なのです。
この記事では、そんな学びの中で、AIをどう使えばいいのか。
ChatGPTとの向き合い方と活用法について、紹介していきます。
なぜ今、AIと向き合うことが大切なのか?
スマホやタブレット、パソコンを使う生活はもう当たり前になってきました。
そして今、「AI」が、検索や翻訳だけでなく、文章を考えたり、質問に答えたりする形で私たちの暮らしに入り込んでいます。
将来、AIと関わる仕事が増えるのは間違いありません。
だからこそ、今のうちに「AIってどう使うの?」「どこまで信じていいの?」という感覚を身につけておくことが、とても大切なのです。
ChatGPTって何?できること・できないこと
ChatGPTは、アメリカのOpenAIという会社が作った「文章を作るAI」です。
「こんなことが知りたい」「この文章の意味を教えて」と質問すると、人間みたいに会話してくれます。
たとえばこんなことができます:
- むずかしい言葉をやさしく説明してくれる
- 文章の構成やアイデアを一緒に考えてくれる
- 勉強の疑問にヒントをくれる
でも、注意したいのは 「全部が正しいわけではない」 ということ。
AIはときどきウソの情報を本当っぽく話すことがあります。
だから「AIが言ってたから正しい!」とは思わずに、必ず自分でも確認するようにしましょう。
こんなふうに使える!中学生の活用事例
「じゃあ、どうやって使えばいいの?」というあなたに、教科別に例を紹介します。
📘 国語
読書感想文の書き出しが思いつかないとき → ChatGPTに「この本の感想文の例を出して」と聞いてみる
📗 英語
英文をつくるのが難しいとき →「”私は図書館に行きました” を英語で言って」などの質問をしてみる
📙 社会
「江戸時代と明治時代の違い」をまとめたいとき → 比較ポイントを教えてもらう
📕 理科・数学
「圧力の公式ってどういう意味?」→ 数式だけじゃなく、日常の例で説明してもらう
🧠 総合・探究学習
調べ学習のテーマやまとめ方を一緒に考える
使い方のコツは、「まず自分の考えを持って」「わからないことを具体的に聞くこと」。
そうすれば、AIはとても役に立つ“相棒”になります。
注意!こんな使い方はNG
AIは便利ですが、間違った使い方をすると学びになりません。
以下のような使い方は避けましょう。
- ✅ 丸写し:そのまま提出しても、自分の力にならないし、バレます
- ✅ 思考停止:わからないから全部聞く、ではなく「どこがわからないか」を考えることが大事
- ✅ ウソを信じる:AIは100%正確ではないので、教科書や先生と照らし合わせましょう
AIとの「正しい距離感」を持とう
AIは人間の代わりになるものではありません。
むしろ、**「自分の考えを整理するための補助ツール」**です。
たとえば、わからない問題があったら、まず自分で考える。
そして、「この考え方で合ってる?」「ここがわからないんだけど…」と、ChatGPTに聞いてみる。
そうやって使えば、自分の学びがもっと深まります。
おわりに:AIとともに「考える力」を育てよう
AIと一緒にいる時代に必要なのは、「うまく使う力」と「自分で考える力」です。
ChatGPTは“正解を教えてくれる先生”ではなく、“ヒントをくれる先輩”のような存在。
大切なのは、最終的に自分の言葉で表現できるようになることです。
これからの時代、問いを立て、自分なりの答えを探す力が求められます。
ChatGPTは、その旅を助けてくれる頼もしいツールです。
うまく使いこなして、自分だけの「学び方」をつくっていきましょう。