こんにちは。小西です。
中学3年生の皆さん、受験勉強は順調に進んでいますか?
今回は、社会科の成績を伸ばすために、ぜひ意識してほしい勉強法をご紹介します!
社会は「暗記科目」というイメージが強い教科です。
もちろん、重要な用語や人物名、出来事などを覚えることは欠かせません。しかし、社会の勉強をするとき、問題集を解いて、間違えた問題の答えだけを覚えるという勉強になっていませんか?
それも決して間違った勉強法ではありませんが、社会の成績をさらに伸ばすためには、もう一歩踏み込んだ勉強が必要です。
それは、一つひとつの知識をバラバラに覚えるのではなく、関連する知識をまとめて、体系的に整理しながら覚えることです。
① 間違えた問題の「周辺知識」まで復習しよう!
例えば、歴史の問題集で次のような問題が出てきたとします。
問題:1221年、後鳥羽上皇が鎌倉幕府を倒そうとして起こした戦いを何というか。
答えは「承久の乱」です。
この問題を間違えたとき、単に「1221年=承久の乱」と覚えるだけで終わっていませんか?
ここでぜひ実践してほしいのが、教科書の「承久の乱」が載っているページを開いて、その前後の文章までしっかり読み直すことです。
教科書には、承久の乱だけでなく、関連する重要事項もまとめて掲載されています。
例えば、
- 後鳥羽上皇が鎌倉幕府を倒そうとしたこと
- 承久の乱では鎌倉幕府側が勝利したこと
- 幕府が朝廷を監視するために六波羅探題を設置したこと
- その後、北条泰時が御成敗式目を制定したこと
これらはすべて、鎌倉時代を理解するうえで重要な知識です。
単に「承久の乱」という答えを覚えるだけでなく、なぜその出来事が起こったのか、その結果どうなったのか、その後の政治にどのような影響を与えたのかまで整理して覚えるようにしましょう。
こうすることで、それぞれの出来事が一つの流れとして頭に残り、問題の聞かれ方が変わっても対応しやすくなります。
② 新しくノートをまとめる必要はありません!
ここで注意してほしいことがあります。
それは、知識を整理するために、わざわざ新しいまとめノートを作る必要はないということです。
もちろん、ノートをまとめること自体が悪いわけではありません。しかし、きれいなノートを作ることに時間をかけすぎて、肝心の知識を覚える時間が不足してしまっては本末転倒です。
まずは教科書をしっかり読みましょう。
そして、学校や塾の授業でまとめたノートを見返してみましょう。
教科書には重要な知識が体系的に整理されていますし、授業ノートには先生が説明したポイントや、理解するために必要な補足事項などが書かれているはずです。
それらを活用しながら、頭の中で知識を整理していくことが大切です。
また、この勉強法は歴史だけでなく、地理や公民でも有効です。
例えば地理であれば、世界の山脈の位置や特徴をまとめて確認したり、世界の気候区分を比較しながら、それぞれの地域の自然環境や人々の暮らしと関連づけて覚えたりするとよいでしょう。
さらに、教科書の本文だけでなく、地図や写真、年表、統計資料などにも目を通すことで、より深く理解することができます。
問題集で間違えたら教科書を開く。関連する内容も一緒に確認する。
この習慣をぜひ身につけてほしいと思います。
③ 歴史が苦手な人には「歴史漫画」もおすすめ!
歴史の勉強について、もう一つおすすめしたいことがあります。
それは、歴史漫画を読むことです!
皆さんも、小学校の図書室などに置いてあった歴史漫画を読んだことがあるのではないでしょうか。
普段から漫画を読む人であれば、好きな作品に登場するキャラクターの名前や性格、活躍した場面などは、自然と頭に残っていると思います。
例えば、「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」「ピカチュウ」と聞けば、それぞれのキャラクターの姿や特徴がすぐに思い浮かびますよね。
歴史漫画も同じです。
漫画の中に登場する歴史上の人物について、顔や性格、行動などのイメージが頭に残っていれば、その人物が何をしたのか、どのような時代背景の中で活躍したのかも、思い出しやすくなります。
また、歴史漫画には、出来事が起こった背景や人物同士の関係などがストーリーとして描かれているため、歴史全体の流れをつかむのにも役立ちます。
私自身も、小学生の頃に小学館の『少年少女日本の歴史』という学習漫画を何周も何周も読んでいました。
中学校に入学する頃には、漫画の内容をほとんど覚えていたほどです。
そのおかげもあって、中学校の歴史や高校の日本史では、それほど多くの勉強時間をかけなくても得点することができました。
もちろん、歴史漫画を読むだけで入試に必要な知識がすべて身につくわけではありません。
しかし、歴史の流れや人物のイメージが頭に入っていると、教科書で学習する内容も理解しやすくなります。
歴史が苦手な人や、人物名や出来事をなかなか覚えられない人は、ぜひ一度試してみてください!
④ 最後は問題演習で知識を定着させよう!
ここまで、教科書を使って知識を整理することの大切さをお伝えしてきました。
ただし、教科書を読んで「分かった!」と思うだけでは、十分とはいえません。
本当に知識が身についているかどうかを確認するためには、問題演習も欠かせません。
そこで、ぜひ活用してほしいのが、これまで学校で使用してきた社会のワークです。
中学1・2年生のときに学校で配られた社会のワークについて、解答を付属の別冊ノートに書き込み、問題集本体には何も書き込まず、真っ白な状態で残している人も多いのではないでしょうか。
もし手元にそのようなワークが残っているのであれば、ぜひもう一度解き直してみましょう!
新しい問題集を購入しなくても、これまで使ってきた教材を活用することで、中学1・2年生の学習内容をしっかり復習できます。
また、学校から配られている中学校3年間の学習内容を総整理する問題集を活用するのもおすすめです。
問題を解いて、分からなかったところや間違えたところがあれば、先ほど紹介したように教科書の該当ページを開き、関連する知識までまとめて確認しましょう。
そして、ある程度知識が定着し、問題を解くことに自信がついてきたら、次のステップです!
学校の実力テストや五ツ木模試の過去問など、より実践的な問題にも挑戦してみましょう!
こうした問題では、単純な用語の暗記だけでなく、歴史の流れを理解しているか、地図や統計資料を正しく読み取れるか、複数の知識を組み合わせて考えられるか、といった力も問われます。
最初は思うように解けない問題もあるかもしれませんが、そこで新たに見つかった苦手分野を教科書に戻って復習することで、さらに理解を深めることができます。
教科書で理解する → 問題集で確認する → 間違えたら教科書に戻る → 実力問題に挑戦する
このサイクルを繰り返しながら、入試本番でも通用する社会の得点力を身につけていきましょう!
まとめ:社会の勉強には教科書を常に携帯しよう!
社会科は、覚えなければならない知識が非常に多い教科です。
だからこそ、一つひとつの用語をバラバラに丸暗記するのではなく、関連する知識をつなげながら、頭の中に整理して蓄積していくことが大切です。
問題集を解いて間違えたら、すぐに教科書を開く。
間違えた問題の答えだけでなく、その周辺にある重要事項や出来事の流れまで確認する。
そして、授業ノートも活用しながら理解を深め、もう一度問題演習で確認する。
問題集が知識の抜けを発見するための道具なら、教科書はその抜けを埋め、知識同士をつなげるための道具です。
この積み重ねが、社会科の確かな得点力につながっていきます。
受験生の皆さん、社会の問題集と教科書は、必ずセットで使いましょう!
入試本番に向けて、一つでも多くの知識を自分のものにしていきましょう!
文責:小西正也
