【記憶力は“戦略”で伸ばせる】AIが記憶をマネジメントするアプリ「Anki」の驚くべき学習効果

お知らせ

こんにちは。小西です。

今回は皆様にとても有用な、スマホアプリのご紹介です!

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「英単語が/日本史が/漢字が、全然覚えられないんです……!!」
塾で日々生徒たちと接していると、こうした悩みを耳にすることがあります。

でも私は、こう断言したい。
記憶力とは、才能ではない。習慣と戦略で“誰でも”伸ばせる。

今回は、勉強の成果を出したいすべての人におすすめしたい学習アプリ「Anki(アンキ)」をご紹介します。AIが記憶の定着をサポートしてくれるこのアプリは、正直なところ、勉強のあり方そのものを変えてしまうほどのインパクトを持っています。


「Anki」とは?ただの暗記アプリではない、その革新性

Ankiは、フラッシュカード(いわゆる単語カード)をデジタル化したアプリです。
一問一答形式でカードを自作し、スマートフォンやPCで反復学習ができるようになっています。

しかし、Ankiが他の単語アプリと一線を画しているのは、「記憶の最適なタイミング」に着目していることです。

Ankiには「間隔反復(Spaced Repetition)」という理論が根幹にあります。これは、心理学者ヘルマン・エビングハウスが提唱した“忘却曲線”の研究をもとに構築されたもので、「人は学んだことを時間とともに忘れるが、忘れる直前に復習すると記憶が強化される」という理論です。

Ankiは、あなたの記憶状況に応じて、次に復習すべき日をAIが自動でスケジューリングしてくれます。

つまり、“忘れかけた頃”を狙って復習できるようになる。
これは、今までの「とりあえず何度も繰り返す」という精神論的な勉強法とは全く異なる、科学的かつ戦略的なアプローチです。


Ankiのここがすごい!―学習効率を劇的に上げる5つのポイント

① 完全オーダーメイドの学習カード

Ankiは自分の学習内容に合わせて自由にカードを作成できます。英単語だけでなく、歴史の年号、理科の用語、数学の公式、古文単語まで——あらゆる教科に対応可能です。さらに音声・画像・動画まで埋め込むことができるため、視覚・聴覚に訴える多角的な学習も可能です。

② 学習履歴をAIが解析し、復習タイミングを自動調整

カードに答えたときに「簡単だった」「覚えてない」「ギリギリ思い出せた」などを選ぶことで、アプリが次回の出題タイミングを計算。忘れそうなときに出題し、記憶を長期化させてくれます。

③ 毎日ノルマが提示されます

Ankiは「短時間・高頻度」での学習が前提です。Ankiアプリは毎日のノルマを課してくれるので、たとえ長時間の学習ができない日でも、その日のノルマだけは死守することで、1か月後、半年後、1年後、大きな力を得ることができます!

④ スマホ・PCどちらでも使える(データ同期も可能)

通学時間やスキマ時間を最大限に活用できます。スマホで出先でも学べるうえ、PCで一気にカード編集することもでき、柔軟な学習スタイルを実現できます。

⑤ 世界中の学習者に支持される実績

Ankiは医学生、語学学習者、司法試験受験生など、膨大な情報を効率的に覚える必要がある学習者に選ばれているツールです。信頼と実績は、もう世界規模。


実際どうやって使うの?Ankiの導入・活用の流れ

  1. アプリをダウンロード(iOS/Android/Windows/Macに対応)
  2. 自分の覚えたい内容でカードを作成
     (例:表に「英単語」、裏に「意味・例文」)
  3. 1日数分、カードをレビュー
  4. アプリが自動で出題スケジュールを管理
  5. 日々コツコツ積み上げて記憶が定着!

ちなみに、すでに完成された「共有デッキ(他の人が作成した学習カード)」もあり、それをダウンロードして使うことも可能です(英単語帳、社会の一問一答など)。


デメリットもある?Ankiを使う上での注意点

◆ 初期設定にやや手間がかかる

最初にアプリの設定をしたり、自分のカードを作る作業には慣れが必要です。ですが一度構築してしまえば、その後は圧倒的な効率が得られます。

◆ 続けなければ意味がない

Ankiはあくまで“記憶補助ツール”です。アプリを起動せず放置すれば、効果は薄れます。
ただし、「毎日アプリを開く習慣」さえつけば、あとはAIが勝手に記憶を管理してくれます。

◆ Android/Windows版は無料で使用可能だが、iOS/Mac版は有料!?

Android/Windows版は無料で使用可能ですが、、iOS/Mac版は有料(買い切り4,000円)が必要になります。
高校1年生が高校3年間毎日使用して暗記作業をAIに任せることができると考えるとお得な買い物だと思いますが、4,000円はなかなかの金額ですよね。。。

しかしながら、iPhoneユーザーでも有料のアプリを使用せずに、自分の携帯で無料でAnkiを使用する方法を発見しました!
もちろん有料のアプリに比べるとできることの制限や使いにくさはありますが、Anki作業は十分にできる方法です!
気になる人は小西まで聞きに来てください。

※ただし上記の通りアプリ版の方が使い勝手が良いので、保護者の方が許可してくれるのであれば、有料版を購入することをおススメします。

◆ スマホ使用の誘惑に注意

Ankiはスマホで使えることが強みですが、SNSなどと並行使用すると集中が途切れることも。アプリ使用時は通知を切る・学習時間を決めるなど、自分でルールを決めて使いましょう。


小西もAnkiを最大限活用しています!

私もちょうど1年ほど前からAnkiアプリを使い始め、主に英語の勉強を毎日コツコツ続けています。
最近は毎日のノルマの分量を増やして、毎日1時間ほどはAnkiに時間を割いています。

↓小西のAnkiデッキ(1日分のノルマの消化途中)です!↓
勉強開始からTOEICのスコアもかなり伸びましたし、意思の弱い自分はこのアプリがなければ勉強を続けられていなかったと思います。。。また7月27日のTOEICを受験予定なので、自己ベスト更新目指して頑張ります!

現在小西が担当している英語と古典の授業では、生徒たちにアプリを入れてもらって、学習状況の管理を行っています。また、中学生の社会や理科のAnki事項もデッキを作成して、学習効率アップできないかと模索中です!

高校生の「ターゲット1200」「ターゲット1400」「ターゲット1900」「システム英単語」「必携英単語LEAP」「英検2級出る順 パス単(5訂版)」については、すでにデッキを作成しておりますので、Ankiを使って勉強してみたい人は小西まで相談してください!

まとめ:記憶もまた、AIに任せる時代へ

「勉強は努力」
それはもちろん間違っていません。でも——努力の方向を正しく整えることが、最も重要な時代になってきました。

Ankiは、まさに「効率化された努力」の象徴です。
もしあなたやご家庭で、「暗記に時間がかかる」「何度やっても覚えられない」と悩んでいるなら、ぜひ一度Ankiを試してみてください。

勉強が変われば、人生が変わる。
Ankiは、その変化の第一歩を踏み出すための、心強いパートナーです。

文責:小西正也

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