2026年4月から自転車の取り締まりが変わります

お知らせ

2026年4月から、自転車の交通違反に対する取り締まりが変わります。
大きなポイントは、16歳以上の自転車利用者にも青切符制度が導入されることです。これにより、これまで以上に、自転車のルール違反がはっきりと取り締まりの対象になります。

「自転車だから大丈夫」「少しくらいなら問題ない」と思ってしまいがちですが、自転車は道路交通法上、歩行者ではなく“軽車両”です。つまり、道路を走る以上、守るべきルールがあります。

今回は、特に気をつけたい自転車の違反について、8つに絞って分かりやすく整理します。

1.信号無視

赤信号を無視して進む行為は、自転車でももちろん違反です。
「車が来ていないから大丈夫」と思って進んでしまう人もいますが、交差点は事故が起こりやすい場所です。信号を守ることは、自分の命を守ることにもつながります。警察庁の反則行為一覧でも、信号無視は自転車の反則行為として明記されています。

2.一時停止をしない

「止まれ」の標識がある場所で止まらない行為も危険です。
見通しの悪い交差点では、一時停止をしないまま飛び出すことで、大きな事故につながるおそれがあります。警察庁も、自転車の基本ルールとして、交差点では信号と一時停止を守って安全確認をすることを示しています。

3.スマホを見ながら・持ちながら運転する

スマホを見ながら運転したり、片手に持ちながら運転したりする行為は非常に危険です。
前を見ているつもりでも注意力は大きく下がり、反応が遅れます。警察庁の反則行為一覧でも、携帯電話使用等(保持)が反則行為として示されていますさらに、ポスターでは、重大な違反として携帯電話使用等(交通の危険)は青切符ではなく刑事手続の対象になり得ることも案内されています。

4.車道のルール違反

自転車は、歩道と車道の区別がある道路では、原則として車道を通ります。
そして、車道を通るときは左側通行が原則です。右側を走る、いわゆる逆走はとても危険で、自動車やバイクとの正面衝突につながるおそれがあります。警察庁は、自転車について「車道が原則、左側を通行」と明確に示しており、反則行為一覧でも通行区分違反が対象に含まれています。

5.歩道で歩行者のじゃまをする

歩道を通れる場合であっても、自転車が優先ではありません。
歩道では歩行者が優先です。警察庁は、自転車が歩道を通行できる場合でも、車道寄りを徐行し、歩行者の通行を妨げる場合は一時停止しなければならないと案内しています。歩道をスピードを出して走ったり、歩いている人をどかすように進んだりするのは危険です。

6.夜にライトをつけない

夜間の無灯火も違反です。
ライトは、自分の前を見やすくするためだけではありません。周りの車や歩行者に、自分の存在を知らせる大切な役割があります。警察庁も、自転車安全利用五則の中で、夜間はライトを点灯することを示しています。

7.横断歩道で歩行者を優先しない

横断歩道の近くでは、歩行者を優先することが大前提です。
歩行者が渡ろうとしているのにそのまま進んでしまうと、接触事故につながりかねません。警察庁の反則行為一覧では、横断歩行者等妨害等が反則行為に含まれています。自転車でも、横断歩道では歩行者への配慮が必要です。

8.並んで走るなど危険な乗り方

友達同士で横に並んで走る行為は、周囲の車両や歩行者の進行を妨げるだけでなく、とっさの回避もしにくくなるため危険です。
自転車は「気軽な乗り物」だからこそ、気のゆるみが事故につながります。警察庁も、取締りの対象となる行為の中に、通行区分違反や安全運転義務違反などを挙げており、危険な乗り方全般に注意が必要です。

「4月から急に厳しくなる」のではなく、「今までの違反が見逃されにくくなる」

ここで大切なのは、2026年4月から急に新しいルールが増える、というより、今までも違反だった行為が、より明確に取り締まりの対象として意識されるようになるという点です。青切符制度は、一定の違反について反則金の納付で手続きを終えられる仕組みですが、反則金を納めなければ刑事手続に進むことがあります。また、酒気帯び運転や酒酔い運転など、そもそも青切符の対象ではない重大な違反もあります。

自転車は「気軽」でも、ルールは軽くない

中学生・高校生にとって、自転車は通学や日常生活に欠かせない乗り物です。
だからこそ、「よくあること」で済ませないことが大切です。信号、一時停止、左側通行、歩行者優先、ライト点灯。どれも特別なことではなく、基本の積み重ねです。
ちなみに、片手で傘を差しながらの運転も勿論反則対象です。大阪のマダムたちがよく装着している「さすべえ」については、一言では表せない事情がありますので詳しくはこちらのTBS NEWS DIGのサイトをご覧ください。

4月からの制度改正をきっかけに、ぜひ一度、ご家庭でも学校でも、「自転車の乗り方は大丈夫か」 を見直してみてください。
自分の身を守るためにも、周りの人を守るためにも、ルールを守った安全運転を心がけましょう。

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