中学校に入学して半年ほどが経ち、中学1年生も少しずつ学校生活に慣れてくる時期になりました。
1学期は、初めての定期テスト、部活動、新しい友人関係など、何もかもが初めての連続だったと思います。
そして、ここから迎える2学期。
実は、中学1年生にとって2学期は、学習面で大きな差がつき始める非常に重要な時期です。
「1学期はそこそこ点数が取れていたから大丈夫」
そう思っていると、2学期の定期テストで一気に点数を落としてしまうこともあります。
その大きな理由の一つが、学習内容が一気に難しくなることです。
1学期の期末テストあたりから、すでに難しくなり始めています
中学1年生の最初の中間テストは、小学校内容の復習や比較的基本的な内容が多く、しっかり準備をしていれば高得点を取りやすいテストです。
しかし、1学期の期末テストあたりから、少しずつ状況が変わってきます。
英語では、単語や基本的な英文だけではなく、覚える文法事項が増えていきます。
数学でも、正負の数から文字式、方程式へと進み、単純な計算だけではなく、**「どのように考えて式を立てるか」**という力が求められるようになります。
つまり、中学1年生の勉強は、1学期の後半から徐々に難しくなり始めているのです。
そして、その難化がさらに加速するのが2学期です。
2学期から英語・数学は一気に難しくなります
特に差がつきやすいのが、英語と数学です。
数学では、方程式、比例・反比例、図形など、これまでに習った内容を使いながら新しい問題を解く単元が増えてきます。
たとえば、比例・反比例を学習するときにも、文字式や方程式の計算が十分にできていなければ、途中の計算でつまずいてしまいます。
「今習っている単元が分からない」
と思っていても、実際には、その一つ前、あるいはさらに前の単元でつまずいているケースも少なくありません。
英語も同じです。
中学英語は、一つひとつの単元が完全に独立しているわけではありません。
be動詞、一般動詞、疑問文、否定文、三人称単数など、それまでに習った内容を理解していることを前提に、次の文法が積み重なっていきます。
1学期に何となく理解したまま進んでいると、2学期に入った瞬間に、
「急に英語が分からなくなった」
という状態になってしまうことがあります。
実際には急に分からなくなったのではなく、これまでの小さな理解不足が積み重なって表面化していることも多いのです。
2学期は1学期より平均点が下がりやすくなります
このように学習内容が難しくなるため、2学期の定期テストでは、1学期と比べて点数が下がる生徒も増えてきます。
ここで特に注意したいのが、
「前回と同じくらい勉強したから大丈夫」
という考え方です。
学習内容そのものが難しくなっている以上、同じ勉強量、同じ勉強方法では十分ではなくなってきます。
1学期は、テスト直前に学校のワークを一通りやれば点数が取れていたとしても、2学期からはそれだけでは対応できないことも増えてきます。
大切なのは、
・早めに学校のワークを進める
・間違えた問題をもう一度解く
・英単語や漢字などの暗記を毎日少しずつ進める
・分からない問題をそのままにしない
といった、基本的な学習を継続することです。
当たり前のように見えることですが、この「当たり前」をきちんと続けられるかどうかが、2学期以降の大きな差につながります。
2学期から「勉強習慣」の差がつき始めます
2学期が重要なのは、定期テストの点数だけではありません。
中学生としての勉強習慣が定着する時期でもあります。
1学期は、まだ中学校生活に慣れることで精一杯だった生徒も多いと思います。
しかし、2学期になると学校生活にも慣れ、良くも悪くも日々の過ごし方が固定されてきます。
毎日少しずつ勉強する生徒。
テスト2週間前から準備を始める生徒。
提出物を早めに終わらせる生徒。
一方で、テスト直前になって慌てて学校のワークを始める生徒。
この差は、中学1年生の段階では、まだそれほど大きく見えないかもしれません。
しかし、中学2年生、中学3年生と学年が上がるにつれて、その差は少しずつ広がっていきます。
定期テストの結果は、今後の内申にもつながります
定期テストは、単にそのときの点数を見るためだけのものではありません。
学校の成績を決めるうえでも重要な材料となり、その成績は今後の高校受験にも関わってきます。
もちろん、中学1年生の段階で高校受験を強く意識している生徒は、まだそれほど多くないと思います。
しかし、中学3年生になってから突然、
「今日から受験生だから頑張ろう」
と考えても、勉強習慣はすぐには身につきません。
だからこそ、中学1年生のうちから、定期テストに向けて計画的に勉強する習慣を身につけておくことが大切です。
中1の2学期は、これからの勉強の仕方を決める大切な時期
中学1年生の2学期は、
「勉強が得意な生徒と苦手な生徒が決まる時期」
というわけではありません。
むしろ、
これからどのような勉強の仕方を身につけていくかが決まってくる時期
だと考えています。
1学期のテストで思うような結果が出なかった生徒も、まだ十分に間に合います。
反対に、1学期に良い点数を取れた生徒も油断はできません。
内容が難しくなるこれからこそ、毎日の勉強の質や取り組み方が重要になります。
2学期の定期テストを、ただ「点数を取るためのテスト」と考えるのではなく、今後の中学校生活につながる勉強習慣をつくる機会として大切にしてほしいと思います。
