毎年決まっていることなのですが、中学1年生の定期テストは1学期中間テストの点数が一番高くなり
(3年間で一番高い)、その後学年末テストまで下がっていきます。
なぜかと言うと、1年生の1学期の中間テストは、数学は正負の数、英語はアルファベット、理科は植
物と実験器具の暗記、社会は地理の暗記、国語は短い詩、という感じで内容が簡単だからです。
また、4月に中学校に入学して、オリエンテーションやらなんやらで、中間テストまでに授業があまり
進まず、範囲も狭いということもあるかと思います。
それが1学期期末になると、内容が少し難しくなって、範囲が中間テストより広くなるので、その分平
均点が下がります。
そして、2学期中間テストでは、数学は方程式、英語は一般動詞、理科は光、国語は論説文、社会はそ
のまま、という感じで一気に内容が難しくなり、更に平均点が下がります。
では実際どのくらい点数が落ちていくのか、今年のある中学校の中学1年生の平均点をお見せします。
1学期中間テスト 5教科 356点
1学期期末テスト 5教科 317点
2学期中間テスト 5教科 277点
今のところ、このような平均点推移となっています。御覧になってお分かりになるかとは思いますが、
既に79点も平均点が落ちています。単純計算で考えると、1学期中間テストで450点とってた子
が、2学期中間テストでは371点になるということです。毎年大体学年末テストは平均点255点く
らいになりますので、ここから更に22点ほど点数は落ちると考えて良いかと思います。
この分かりきった状況の中で最も大事なことは点数の上げ下げだけを見て軽率な発言をしないというこ
とです。
例えば、上の中学校で1学期期末で380点だった子が、2学期中間テストで370点だったとしま
す。10点落ちたことになるので、お家では「次は頑張ろう。」という声掛けになるのが大半です。し
かしながら、内容をよく考えると、他の子達が40点下げている中でその子が10点しか下がっていな
いので、周りの子達よりも30点分頑張ったことになります。
この30点分の頑張りは、一体誰が評価するのでしょうか?
熱心な塾では平均点推移を見ているので、塾に行っている子はそこで褒められるかもしれません。塾に
行っていない子は、学校で褒めてもらえる可能性はありますが、それは期待しない方が良いでしょう。
なぜなら、基本学校の先生は忙しく、35人近い生徒を全員を相手にすることは不可能(例えば1人2
分話をしようと思うと、全員で1時間10分の時間を取られてしまう)ですので、最後の砦はやはりご
家庭しかないと思います。
次の期末テストで、1年生のお子様には
前回より点数が上がっていたら「信じられない!すごいよく頑張ったね!今日は焼肉だね!」
前回と同じ点数ならば「テスト難しくなったのに点数下げなかったのすごいね!次も頑張ろう!」
前回より10点下がっていたら「前回より頑張ってたから平均点比では上がってるんだよ!次は更に良い点数取れるよう頑張ろう!」
前回より20点下がっていたら「平均点と同じくらい下がってるだけだから大丈夫!次に期待しよう!」
それ以上下がっていたら「今回は勉強時間が足りなかったみたいだね、次は勉強時間少し増やして頑張ってみよう!」
という感じで声掛けしてみてはどうでしょうか?
