指定校推薦の評定平均はいくつ必要?関西の大学で実際にあった数字と、調べても答えが出ない理由

「関西大学 指定校推薦 評定平均」「近畿大学 指定校推薦 評定平均」。この言葉で検索して、このページにたどり着いた方が多いと思います。そして、調べてもはっきりした数字が出てこないことに、もどかしさを感じているのではないでしょうか。

答えが出てこないのには、はっきりした理由があります。そしてその理由が分かると、本当に調べるべき場所も見えてきます。大阪市内で高校生の個別指導を行っている創心館が、実際に見てきたことをもとに書きます。

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この記事を書いている創心館は、住吉・住之江・あびこ・中之島の4校舎で高校生の個別指導を行っています。東京大学出身の理系講師が在籍し、大阪大学・大阪公立大学など難関大出身の講師も多数います。高1から浪人生まで、全科目に対応します。

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「○○大学は評定4.3」という一律の答えは、存在しません

指定校推薦の枠は、大学から高校ごとに配られます。「関西大学の指定校推薦」という全国共通の枠があるわけではありません。

そのため、必要な評定平均は次の2つで決まります。

  • 自分の高校に、その大学の枠が来ているかどうか
  • その年、同じ枠に誰が手を挙げたか(校内選考)

つまり同じ関西大学でも、A高校では評定4.0で通り、B高校では4.5でも通らない、ということが普通に起こります。「大学が求める評定平均」ではなく、「自分の高校の、その年の競争」で決まるからです。

創心館の生徒で、実際にあった数字

2025年の秋、創心館の高3生2名が指定校推薦の校内選考を通過しました。そのときの評定平均は、次のとおりです。

推薦先評定平均
関西大学4.3
龍谷大学3.8

ここで大事なのは、2人が通っていた高校です。高校受験のときの偏差値が50に届かない高校でした。それでも関西大学や近畿大学の枠がしっかり来ている高校だったのです。

この数字をそのまま「関西大学は4.3あれば取れる」と読まないでください。その高校の、その年の話です。別の高校なら、まったく違う数字になります。

偏差値の高い高校ほど有利、とは限りません

指定校推薦の枠は、偏差値の高い高校に多く来るとは限りません。偏差値がそれほど高くない高校なのに枠が多い、ということも実際にあります。

また、私立高校では一番上のコースには指定校推薦が回ってこないことがあります。上位コースの生徒には一般入試で上の大学を狙ってもらい、指定校の枠はほかのコースに回す、という考え方です。

枠の配分は年によっても変わります。ただし傾向は引き継がれるので、「指定校推薦を取りやすい高校」というものは確かに存在します。そのために、あえて高校のランクを下げて進学する生徒もいます。

評定平均は、高1の1学期から積み上がります

指定校推薦でいちばん後悔が多いのが、ここです。評定平均は高3だけの成績ではありません。高1の最初の定期考査から積み上がっていきます。

高2の終わりに「指定校推薦を狙いたい」と思っても、そのときにはもう3分の2が確定しています。あとから大きく上げるのは、数字のうえで難しくなります。

なお、評定平均の正確な算出のしかたや、どの学期までが対象になるかは、高校から案内があります。学校によって説明の時期が違うので、必ず自分の高校の案内で確認してください。

校内選考は9月の1週目に動きます

多くの高校では、9月の1週目に指定校推薦の校内選考の結果が出ます。ここを通過できれば、創心館がこれまで見てきた範囲では、ほぼ合格が決まったと言える状態になります。

ただし校内選考には、評定だけでは決まらない面もあります。同じ枠に自分より評定の高い生徒が出せば、そちらが通ります。「誰がどこに出すらしい」という情報が生徒間で飛び交う、いわば情報戦の側面があるのも事実です。

そういう駆け引きに左右されたくないのであれば、答えはひとつです。高1の1学期の中間考査から、評定を取っておくこと。評定が高ければ高いほど、校内選考で競り負ける可能性は下がります。

では、何を調べればいいのか

ネットで「○○大学 指定校推薦 評定平均」を調べ続けても、自分に当てはまる数字は出てきません。確実なのは、次の方法です。

  • 自分の高校の進路指導室で、指定校推薦の一覧を見せてもらう。どの大学の、どの学部に、何人の枠が来ているかが分かります
  • 過去に、その枠が何評定で埋まったかを聞く。先生は実際の数字を知っています
  • 枠が来ていない大学は、指定校では狙えないと割り切り、公募推薦や一般入試に切り替える

高校に入ったばかりの段階で進路指導室に行くのは気後れするかもしれませんが、早いほど選択肢が残ります。高1のうちに一度でも見ておくと、定期考査に向かう気持ちが変わります。

指定校が決まったあとにも、気をつけること

校内選考を通ったあとに推薦が取り消されるケースもあります。学校の指示に反した行動、交通違反、禁止されているアルバイトなど、実際に取り消しになった例を聞いたことがあります。

また、指定校推薦で入学したあとに大学の勉強についていけず苦労する、という話もあります。大学側もそれを見越して、入学前から課題を出すところが増えています。決まってからも勉強の習慣を切らさないことが、結局はいちばんの備えになります。

このあたりの実例は、大学の指定校推薦についてもう一度解説でより詳しく書いています。あわせてどうぞ。

まとめ

  • 指定校推薦の必要評定に、大学ごとの一律の答えはない
  • 決まるのは「自分の高校に来ている枠」と「その年の校内選考」
  • 創心館の例では、偏差値50に届かない高校から評定4.3で関西大学、3.8で龍谷大学
  • 評定平均は高1の1学期から積み上がる。後から上げるのは難しい
  • 調べるべきは、自分の高校の進路指導室

創心館では、高校生の個別指導を行っています。定期考査で評定を取るところから、公募推薦や一般入試まで、どの進み方が合うかを一緒に考えます。関西の公募推薦については関西の公募推薦はどう使う?にまとめました。高校生の学び方全体は高校生コースをご覧ください。

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