英検5級に受かったら、次は4級です。
でも「5級とどこが違うのか」「何を増やせばいいのか」は、なかなか見えにくいところです。
創心館は英検の準会場です(住吉本部校)。申し込みと受験票の手配は塾が一括して行い、受験料も準会場の金額です。級の選び方から、ライティングの添削、二次試験の面接練習まで対応しています。英検対策だけのご受講もできます。
創心館の英検対策を見る›創心館では、英検4級の過去問を9回分、1問ずつデータにして数えました。
分かったのは、4級も問題の番号で中身がほぼ決まっていること。そして同じ文がそのまま再び出た例があったことです。
創心館が調べた範囲
2020年度から2026年度までの9回分です(2025年度の回は含んでいません)。
このうち2回分はリスニングの原稿が手元にないため、リスニングの数字は7回分(70問ずつ)をもとにしています。
公式の解答がある7回分については、創心館で解いた答えとすべて一致しました。
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大問1は、前半が単語・まん中が熟語・最後が文法
大問1は9回分で合計135問。問題番号ごとに分けると、5級と同じように役割が分かれていました。
| 問題番号 | 出てくるもの | 割合 |
|---|---|---|
| (1)〜(7) | 単語(名詞・動詞・形容詞・副詞) | 63問中61問 |
| (8)〜(12) | 熟語 | 45問中29問 |
| (13)〜(15) | 文法(残りも代名詞・疑問詞) | 27問中22問 |
全体で見ると、単語と熟語だけで約7割(135問中98問)。
4級は「文法をやりこむ試験」ではなく、語彙で点を取る試験だと言えます。
文法は「比較」と「過去」から
残りの文法問題でいちばん多かったのは比較(比較級・最上級・better など)で6問。次が過去進行形の4問でした。
不規則動詞の過去形や、can / must / may / could といった助動詞も毎回のように出ています。
なお2026年度の2回では、大問1の15問中12問が A・B の会話形式になっていました。
並べかえは「同じ文」が再び出ることがあります
大問3は、日本文に合うように5つの語句を並べかえる問題です。9回分で45問、45問すべてが「2番目と4番目」を答える形でした。
そして調べていて気づいたのが、別の回とまったく同じ文が2組あったことです。
つまり4級では、過去問の練習がそのまま得点につながりやすいということです。
よく出る形も決まっていました。
- May I 〜?(〜してもいいですか)… 9回中4回
- leave A for B(Aを出てBへ向かう)… 9回中3回
- 動名詞(〜ing)を使う文… 9回中5回(enjoy 〜ing、be good at 〜ing、look forward to 〜ing など)
長文は「いつ・どこで」に線を引く
4級から長文(大問4)が加わります。A 掲示・B Eメール・C 物語の3種類です。
| 種類 | 長さの平均 | 題材 |
|---|---|---|
| A 掲示 | 約58語 | 学校のお知らせ4回、施設・イベントの案内3回、お店のセール2回 |
| B Eメール | 約136語 | 9回中6回が家族とのやりとり(祖父母5回・おば1回) |
| C 物語 | 約160語 | 9回すべて、1人の人物の体験・成長の話 |
とくにB のEメールは「日時」を聞く問題が多いのが特徴です。曜日・予定を問う設問が8問ありました。
読みながら、曜日・時刻・予定に線を引いておくだけで、だいぶ探しやすくなります。
C の物語は、旅行やお出かけ、学校行事、趣味やペットなど、お子さまにも想像しやすい題材でした。設問は内容一致が11問、理由を問うものが6問です。
リスニングのひっかけは3パターン
原稿のある7回分を調べたところ、ひっかけの形はだいたい次の3つでした。
- 会話には出てきたが、あとで否定された語
- 時刻や値段など、数字が3つ以上出てくる
- 「ふだん(usually)」と「今日」の違い
質問の種類にも、かたよりがあります。
第2部でよく出るのは理由(70問中10問)、人物(8問)、場所(6問)。第3部は場所(7問)、理由(6問)、行動(5問)です。
第3部で読まれる英文70本のうち61本が人物の話でした。アナウンス(店内・動物園・空港など)が8本、天気予報が1本です。
「誰が、なぜ、どこで」を追いながら聞く練習が効きます。
9回分でよく出ていた単語・熟語
中1の基本語・曜日・数・人名などを除いて選びました。「9回中、何回の試験に出たか」の順です。
| 単語 | 意味 | 9回中 |
|---|---|---|
| restaurant | レストラン | 9回 |
| late | 遅れた・遅く | 9回 |
| should | 〜すべきだ | 8回 |
| visit | 訪ねる | 8回 |
| practice | 練習(する) | 8回 |
| need | 必要とする | 8回 |
| difficult | 難しい | 8回 |
| trip | 旅行 | 7回 |
| library | 図書館 | 7回 |
| bring | 持ってくる | 7回 |
| weather | 天気 | 7回 |
| borrow | 借りる | 6回 |
| arrive | 到着する | 6回 |
| tired | 疲れた | 6回 |
熟語では、Can I 〜? / May I 〜?(〜してもいいですか)と after school(放課後)が9回中8回、have to 〜(〜しなければならない)が8回、be going to 〜(〜するつもりだ)が7回、look for 〜(〜を探す)と How about 〜?(〜はどうですか)が6回出ていました。
まとめ:5級との違いは「語彙の量」と「長文」
- 大問1は単語と熟語で約7割。語彙に時間を使うのが効率的
- 文法は比較と過去から手をつける
- 並べかえは定番の文をまるごと覚える。過去問の練習がそのまま効きやすい
- 長文は曜日・時刻・予定に線を引く
- リスニングは否定・数字・「ふだんと今日」を疑う
創心館の英検対策について
創心館では、この記事と同じように過去問を1問ずつデータにして分析し、そのうえでオリジナルのテキストを作っています。5級・4級・3級・準2級・準2級プラス・2級の6冊です。
- 4級のテキストは全12回。1回50分の授業に合わせた構成です
- 問題・英文はすべてオリジナルで、過去問の英文は使っていません
- 全問を、作った人とは別の担当が正解を見ずに解き直し、答えが一致することを確かめています
- リスニング音声は本番に近い速さのものと、練習用のゆっくり版の2種類を用意しています
- 毎回の授業のはじめに単語テストがあります
英検対策だけのご受講もできます。くわしくは英検対策のページをご覧ください。
どの級から始めればよいか分からない場合も、お問い合わせからご相談いただけます。
※この記事の数字は、創心館が英検の過去問を1問ずつデータにして数えたものです。問題の内容は年度によって変わることがあります。
※試験日・検定料・合格点・試験時間・申し込み方法などは、公益財団法人 日本英語検定協会の公式サイトでご確認ください。

