英検3級は、中学生にとってひとつの区切りです。
そして高校入試で「英検を持っている」と言えるようになる、最初の級でもあります。
創心館は英検の準会場です(住吉本部校)。申し込みと受験票の手配は塾が一括して行い、受験料も準会場の金額です。級の選び方から、ライティングの添削、二次試験の面接練習まで対応しています。英検対策だけのご受講もできます。
創心館の英検対策を見る›創心館では、英検3級の過去問を11回分、1問ずつデータにして数えました。
分かったのは、語彙問題の約3割が熟語で、出る場所まで決まっていること。そして長文の最後の問題は11回すべてが同じ種類だったことです。
創心館が調べた範囲
2020年度第2回から2025年度第3回までの11回分です。
2024年度に形式が変わっているため、新しい形式が4回・それ以前が7回という内訳になります。
連続した全回ではありません。また、長文の本文やリスニングの放送文の全文はデータに含めていないため、単語・熟語の回数は実際よりも少なめに出ている可能性があります。
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語彙問題の約3割は熟語。しかも出る場所が決まっています
大問1は11回分で合計165問。種類ごとに数えると、次のようになりました。
| 種類 | 問題数 | 割合 |
|---|---|---|
| 単語 | 79問 | 約48% |
| 熟語 | 52問 | 約32% |
| 文法 | 34問 | 約21% |
熟語は1回あたり約4.7問。種類別ではいちばん多い区分です。
そして出る場所も、はっきりしていました。
- (8)〜(12)の5問は、55問中52問が熟語
- (13)〜(15)の3問は、11回すべてが文法(33問中33問)
単語問題でいちばん多い品詞は動詞で32問(1回あたり約2.9問)でした。
文法は不定詞・比較・助動詞・動名詞
(13)〜(15)で出る文法の内訳は、不定詞が6問、比較が5問、助動詞が5問、動名詞が4問、現在完了が3問、受動態・間接疑問・付加疑問が各2問でした。
中2から中3で習う基本文法が、ひととおり出てくる形です。
長文の最後の問題は、11回すべてが「全体のテーマ」
これがいちばん使える発見でした。
大問3Cは説明文の長文です。その最後の設問は、11回すべてで「この文章は何についての話か」を問うものでした。
つまり細かい部分だけを拾い読みしていると、最後の1問が取れません。読みながら「結局、何の話か」を意識しておく必要があります。
3Cの設問55問の内訳は、内容一致が20問、理由が11問、主題が11問でした。
題材は「人物伝」がいちばん多い
3Cの題材を11回分で分けると、人物伝が5回でいちばん多く、次が歴史・文化の3回。ほかにスポーツ・食べ物・動物が各1回でした。
人物伝はすべて海外の人物で、ランナー、鳥の画家、女性飛行家、デザイナー、写真家などです。
典型的なのは年号と出来事の対応を問う設問。「何年に何をしたか」を整理しながら読むと、ぐっと解きやすくなります。
なお3BのEメールは、3通のものが7回、2通のものが4回でした。
2024年度から、ライティングが2題になりました
3級の大きな変更点です。
- これまでの英作文(意見と理由2つ・25〜35語)に加えて
- Eメール返信(15〜25語)が新しく加わりました
このEメール問題には、はっきりした型があります。
創心館が調べた4回とも、毎回「下線部についての質問2つ」に答える形でした。そして8つの質問のうち3つが How many(数をたずねる)です。
出された題材を日本語でまとめると、次のようなものでした。
- 町の美術館に行った話 → 見た絵の数と、いた時間
- スピーチコンテストで1位 → いつだったか、聞いた人数
- 友達への誕生日プレゼント → どこで買ったか、いつ渡すか
- 姉(妹)の誕生日パーティー → 何をあげるか、何人招待するか
「数・時・場所」を具体的に答える練習をしておけば、短い語数でも形になります。
英作文のテーマは「身近な好み」
意見を書く英作文のテーマを11回分並べると、どれも身近な生活の話でした。
ひまなときによく自転車を使うか/水泳とスキーのどちらが好きか/どこへ買い物に行くのが好きか/暑い天気と寒い天気のどちらが好きか/日曜の朝に何をするのが好きか/いちばんわくわくするスポーツは何か/将来、外国で働きたいか/宿題をするお気に入りの場所はどこか/駅の近くに住みたいか/疲れたときに何を食べたいか/野菜を食べるのが好きか
質問の形は、「What / Where 〜?」型が5回、「Do you 〜?」型が4回、「Which do you like better 〜?」型が2回。
Yes / No で答える型と、2つから選ぶ型の両方を練習しておくと安心です。
リスニングは What が4割超
リスニング第2部は110問のうちWhat で始まる質問が46問(約42%)。第3部も110問のうち50問(約46%)が What でした。
第3部で読まれる文章110本のうち、95本が人物の話です。ほかはアナウンス・放送が13本、天気予報と先生の連絡が各1本でした。
気をつけたいのが第2部のひっかけです。会話に出てきた数字・曜日・人物を、そのまま誤りの選択肢に使う形が多く見られました。
「聞こえた言葉がある選択肢」ではなく、「質問に答えている選択肢」を選ぶ習慣が要ります。
11回分でよく出ていた単語・熟語
中1レベルの語・人名を除いて選びました。「11回中、何回の試験に出たか」の順です。
| 単語 | 意味 | 11回中 |
|---|---|---|
| special | 特別な | 9回 |
| popular | 人気のある | 9回 |
| library | 図書館 | 8回 |
| famous | 有名な | 8回 |
| already | すでに | 7回 |
| difficult | 難しい | 7回 |
| delicious | とてもおいしい | 7回 |
| museum | 博物館・美術館 | 7回 |
| expensive | 高価な | 7回 |
| dangerous | 危険な | 7回 |
| borrow | 借りる | 7回 |
| festival | 祭り | 6回 |
| university | 大学 | 6回 |
| 熟語 | 意味 | 11回中 |
|---|---|---|
| look for | 〜を探す | 7回 |
| look forward to | 〜を楽しみに待つ | 6回 |
| be proud of | 〜を誇りに思う | 5回 |
| take part in | 〜に参加する | 5回 |
| can’t wait to 〜 | 〜するのが待ちきれない | 5回 |
| be good at | 〜が得意だ | 5回 |
| be interested in | 〜に興味がある | 5回 |
| catch a cold | 風邪をひく | 4回 |
| for free | 無料で | 4回 |
大問1で2回以上正解になった熟語は、in fact(実際は)が3回、be proud of・all day・first of all・be made from・What’s the matter? が各2回でした。
be+形容詞+前置詞の形が多いのが3級の特徴です。
まとめ:3級でやることは6つ
- 熟語は大問1の約3割。(8)〜(12)はほぼ熟語と覚えておく
- 文法は不定詞・比較・助動詞・動名詞の基本から
- 長文Cは人物伝を想定し、年号と出来事を整理しながら読む
- 長文の最後は必ず「全体のテーマ」。話の流れをつかんでおく
- Eメール問題は「数・時・場所」を具体的に答える
- リスニングはWhat の質問が4割超。聞こえた語に飛びつかない
創心館の英検対策について
創心館では、この記事と同じように過去問を1問ずつデータにして分析し、そのうえでオリジナルのテキストを作っています。5級・4級・3級・準2級・準2級プラス・2級の6冊です。
- 3級のテキストは全15回。1回50分の授業に合わせた構成です
- 問題・英文はすべてオリジナルで、過去問の英文は使っていません
- 全問を、作った人とは別の担当が正解を見ずに解き直し、答えが一致することを確かめています
- リスニング音声は本番に近い速さのものと、練習用のゆっくり版の2種類を用意しています
- 毎回の授業のはじめに単語テストがあります。3級では過去問によく出る順に並べた、600語のオリジナル単語帳を使います
英検対策だけのご受講もできます。くわしくは英検対策のページをご覧ください。
どの級から始めればよいか分からない場合も、お問い合わせからご相談いただけます。
※この記事の数字は、創心館が英検の過去問を1問ずつデータにして数えたものです。問題の内容は年度によって変わることがあります。
※試験日・検定料・合格点・試験時間・申し込み方法などは、公益財団法人 日本英語検定協会の公式サイトでご確認ください。

