「英検5級の勉強、何から手をつければいいですか」
保護者さまから、よくいただくご質問です。
単語を覚えるのか、文法をやるのか。市販の問題集を見ても、何がよく出るのかは書かれていません。
創心館は英検の準会場です(住吉本部校)。申し込みと受験票の手配は塾が一括して行い、受験料も準会場の金額です。級の選び方から、ライティングの添削、二次試験の面接練習まで対応しています。英検対策だけのご受講もできます。
創心館の英検対策を見る›そこで創心館では、英検5級の過去問を12回分、1問ずつデータにして数えました。
すると、問題の番号によって出てくる中身がほぼ決まっていることが分かりました。
創心館が調べた範囲
2021年度から2026年度までの12回分です。年度によって回がそろっていないため、「直近12回」ではありません。
このうち4回分はリスニングの原稿が手元にないため、リスニングの細かい数字は8回分(40問ずつ)をもとにしています。
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大問1は「番号」で中身が決まっていました
大問1は、短い文や会話の空所に入る語句を選ぶ問題です。12回分で合計180問ありました。
この180問を問題番号ごとに分けると、きれいに役割が分かれていました。
| 問題番号 | 出てくるもの | 割合 |
|---|---|---|
| (1)〜(7) | 単語(名詞・動詞・形容詞など) | 84問中81問=約96% |
| (8)〜(12) | 熟語 | 60問中42問=70% |
| (13)〜(15) | 文法・代名詞 | 36問中32問=約89% |
つまり、前半は単語、まん中は熟語、最後は文法。
これが分かっていれば、問題を解くときに「ここは熟語を思い出す場面だ」と切り替えられます。勉強の優先順位も決めやすくなります。
いちばん多いのは名詞、次が熟語
180問を種類ごとに数えると、名詞が47問(約26%)でいちばん多く、次が熟語の43問(約24%)でした。
名詞の題材は、身の回りの物・動物・場所・スポーツ・家族・教科・楽器など、生活に身近なものばかりです。
熟語は「決まり文句」をまるごと覚える
大問1の約4分の1が熟語です。しかも、同じものがくり返し出ていました。
| 熟語 | 意味 | 12回中 |
|---|---|---|
| of course | もちろん | 4回 |
| at home | 家で | 3回 |
| over there | 向こうに | 3回 |
| go to bed | 寝る | 3回 |
ほかにも、a cup of 〜(カップ1杯の〜)、wake up(目を覚ます)、get up(起きる)、listen to 〜(〜を聞く)、How about 〜?(〜はどうですか)、take a bath(おふろに入る)などが、くり返し出ていました。
単語を1つずつ覚えるのではなく、かたまりのまま声に出して覚えるのが近道です。
文法は「代名詞の格」と「現在進行形」
(13)〜(15)で出る文法のうち、代名詞は12回で15問ありました。そのほぼすべてが「格」の問題です。I / my / me / mine の使い分け、you / your / yours の使い分けですね。
文法でいちばん多かったのは現在進行形(〜しています)で5問。次いで否定の命令文(Don’t 〜.)が3問、can+動詞の原形が2問でした。
並べかえ問題は、半分近くが疑問文
大問3は、日本文に合うように語句を並べかえる問題です。12回分で60問ありました。
- 60問すべてが「1番目と3番目」の組み合わせを答える形
- 60問中27問(45%)が疑問文
- そのうち21問は、How・What・Where・When・Who・Which などの疑問詞で始まる文
- 現在進行形の文も6問
「Where does 〜」「How do 〜」のように、do / does をどこに置くかを問う文が毎回のように出ています。ここを練習しておくと、並べかえは安定します。
リスニングには「ひっかけ」が必ずあります
ここがいちばん驚いた結果でした。
リスニング第2部(会話を聞いて質問に答える問題)は、原稿のある8回40問を調べたところ、40問すべてに「ひっかけ」がありました。
先に出てきた語があとで否定される、もう一方の人の情報が混ざる、といった形です。
第3部では、8回すべてで数字の聞き分けが出ていました。fifteen(15)と fifty(50)のような、音の似た数字です。
第2部の質問は What がいちばん多く40問中19問。ほかは Where が6問、How much・Who・When が各4問でした。
第1部では、When(時・曜日)への答えが6問、How many への答えが5問、「〜してもいい?」への返事が3問と目立ちます。
12回分でよく出ていた単語
can・like・go・have などの基本動詞や、人名・地名を除いて選びました。「12回中、何回の試験に出たか」の順です。
| 単語 | 意味 | 12回中 |
|---|---|---|
| please | どうぞ・〜してください | 10回 |
| under | 〜の下に | 10回 |
| often | よく・しばしば | 10回 |
| much | (How much で)いくら | 10回 |
| mine | 私のもの | 10回 |
| chair | いす | 9回 |
| dinner | 夕食 | 9回 |
| pencil | えんぴつ | 9回 |
| library | 図書館 | 9回 |
| sorry | ごめんなさい・残念で | 9回 |
| idea | 考え | 9回 |
| sure | もちろん・確かに | 8回 |
| homework | 宿題 | 8回 |
| birthday | 誕生日 | 8回 |
ほかに usually(ふだんは)、breakfast(朝食)、tomorrow(明日)、science(理科)、dictionary(辞書)、whose(だれの)なども、くり返し出ていました。
まとめ:5級でやることは5つ
- (1)〜(7)は単語、(8)〜(12)は熟語、(13)〜(15)は文法と頭に入れておく
- 熟語はかたまりのまま覚える(of course、at home、over there、go to bed)
- 代名詞の格(my / me / mine)と現在進行形を確実に
- 並べかえは疑問文の語順、とくに do / does の位置
- リスニングは「否定された語」と「数字」を疑って聞く
5級はライティング(英作文)がないぶん、やることがはっきりしています。
出るところが分かっていれば、小学生のお子さまでも十分にねらえます。
創心館の英検対策について
創心館では、この記事と同じように過去問を1問ずつデータにして分析し、そのうえでオリジナルのテキストを作っています。5級・4級・3級・準2級・準2級プラス・2級の6冊です。
- 5級のテキストは全12回。1回50分の授業に合わせた構成です
- 問題・英文はすべてオリジナルで、過去問の英文は使っていません
- 全問を、作った人とは別の担当が正解を見ずに解き直し、答えが一致することを確かめています
- リスニング音声は本番に近い速さのものと、練習用のゆっくり版の2種類を用意しています
- 毎回の授業のはじめに単語テストがあります
英検対策だけのご受講もできます。くわしくは英検対策のページをご覧ください。
どの級から始めればよいか分からない場合も、お問い合わせからご相談いただけます。
※この記事の数字は、創心館が英検の過去問を1問ずつデータにして数えたものです。問題の内容は年度によって変わることがあります。
※試験日・検定料・合格点・試験時間・申し込み方法などは、公益財団法人 日本英語検定協会の公式サイトでご確認ください。

